国際協力学研究科 教育研究上の目的と基本方針

国際協力学研究科
人材の育成に関する目的その他の教育研究上の目的

国際開発と安全保障を連携・相補する分野において自立した研究活動を行う研究者、ならびに高度の専門的知識・能力を身につけた専門的職業人をさまざまな分野へおくりだす。

(1)国際開発専攻
国際開発の理論と実証の訓練を通して、国際開発政策・事業で求められる専門知識と実践能力を涵養する。博士後期課程においては、博士学位に相応しい高度な専門訓練を踏まえて、国際開発分野での指導者を育成する。

(2)安全保障専攻
安全保障の理論・方法論を学び、学術的・実務的貢献を為し得る専門性を育成する。博士後期課程においては、更に高度な分析力・論理構成力を兼ね備えた博士学位に相応しい専門家の育成を目指すものとする。

国際協力学研究科
修士・博士課程に関する三つの基本方針

修了認定・学位授与の方針[ディプロマ・ポリシー]

国際開発専攻 博士前期課程

1. 修了時までの到達目標
国際協力学研究科国際開発専攻博士前期課程は、国際開発と安全保障を連携・融合させた分野において自立して研究活動を行う研究者、ならびに高度の専門知識・能力を身につけた専門的職業人を養成するため、地域研究能力を基礎とし、開発過程の分析、開発手法の修得、戦略的アプローチに基づく企画立案能力、国際協力を具体的な問題として考究し実践する能力を修得する研究指導を行い、以下の到達目標を達成した者に対して修士(国際開発)の学位を授与する。
(1)問題発見・分析力の修得
国際開発に関する知識を修得し、その知識を活かして国や地域の開発過程に関する問題を発見し、その問題を分析できる力を身につけている。
(2)専門性
国際開発は多くの専門分野に区分され、たとえば農業、工業、貿易、インフラ、人口、計画立案、組織制度造り、管理運営技術などであり、特定分野の知識を修得し、専門性を身につけている。
(3)協調性・行動力
国際開発の専門的知識の修得には、国内や海外での調査活動が有効であり、国内外の研究者と協力して調査活動を行う経験を蓄積することで協調性と行動力を身につけている。また演習や講義においても同様である。
(4)研究モラルの修得
研究成果は一定の方法に基づき作成し、その内容、分析に使用する統計などは独自性を有することが求められることから、コースワークとリサーチワークを通じて研究モラルを身につけている。

2.修了後の進路
同課程の教育課程を修め、以上の到達目標に十分達したと認められた学位取得者は、国際的なビジネスを展開する企業、政府機関、国際交流・協力に取り組む国際機関等の職業や活動の分野で、優れた能力を発揮できる。さらに研究に対する基礎的能力を修得し、博士後期課程に進学する能力を有する。

安全保障専攻 博士前期課程

1. 修了時までの到達目標
国際協力学研究科安全保障専攻博士前期課程は、国際開発と安全保障を連携・融合させた分野において自立して研究活動を行う研究者、ならびに高度の専門知識・能力を身につけた専門的職業人を養成するため、各種理論・歴史・地域事情の知識を基礎とし、安全保障・危機管理の学術的・政策的思考・分析力、国際協力を具体的な問題として考究し実践する能力を修得する研究指導を行い、以下の到達目標を達成した者に対して修士(安全保障)の学位を授与する。
1)問題発見・分析力の修得
安全保障に関する知識を修得し、その知識を活かして国や地域の安全保障・危機管理に関する問題を発見し、その問題を分析できる力を身につけている。
(2)専門性
安全保障は国際法、国際機構、国際関係、外交史など多くの専門分野の要素が伴うので、それらの中から特定分野の知識を修得し、専門性を身につけている。
(3)渉外能力・行動力
安全保障の専門的理解には、国内や海外での調査活動も有効であり、国内外の研究者の協力を依頼し、調査活動の経験を蓄積することを通じて渉外能力と行動力 を身につけている。また演習や講義においても同様である。
(4)研究モラルの修得
研究成果は一定の方法に基づき作成し、その内容、分析に使用する統計などは独自性を有することが求められる。コースワークとリサーチワークを通じて研究モラルを十分に身につけている。

2.修了後の進路
同課程の教育課程を修め、以上の到達目標に十分達したと認められた学位取得者は、安全保障・危機管理に関わる国際的なビジネスを展開する企業、政府機関、国際交流・協力に取り組む国際機関等の職業や活動の分野で、優れた能力を発揮できる。さらに研究に対する基礎的能力を修得し、博士後期課程に進学する能力を有する。

国際開発専攻 博士後期課程

1. 修了時までの到達目標
国際協力学研究科国際開発専攻博士後期課程は、博士前期課程での到達目標を達成したうえでこの分野での研究能力が高度の水準にあり、有為の人材を育成するために指導能力を修得することも基準として、博士(国際開発)の学位を授与する。
(1)問題発見・分析力の修得
これまでに修得した知識をさらに高めて国や地域の開発過程に関する問題を発見し、その問題を分析できる力を身につけている。
(2)専門性
国際開発に関する特定分野の知識を修得し、演習指導教員の指導により専門性を身につけている。
(3)協調性・行動力
国内外の研究者と協力して調査活動を行う経験を蓄積することで協調性と行動力を身につけている。
(4)研究モラルの修得
研究成果は一定の方法に基づき作成し、その内容、分析に使用する統計などは独自性を有することが求められることから、コースワークとリサーチワークを通じて研究モラルを身につけている。

2.修了後の進路
独創的な研究により博士学位を取得し、大学等高等教育機関における教員、国際開発に携わる諸機関での職員、政府職員などの職で、研究能力を発揮できる専門的 な研究者として自立できるように支援する。

安全保障専攻 博士後期課程

1. 修了時までの到達目標
国際協力学研究科安全保障専攻博士後期課程は、博士前期課程での到達目標を達成したうえでこの分野での研究能力が高度の水準にあり、有為の人材を育成するために指導能力を修得することも基準として、博士(安全保障)の学位を授与する。
(1)問題発見・分析力の修得
これまでに修得した知識をさらに高めて国や地域の安全保障・危機管理に関する問題を発見し、その問題を分析できる力を身につけている。
(2)専門性
安全保障は多くの専門分野の要素が伴うので、それらの中から特定分野の知識を修得し、専門性を身につけている。
(3)渉外能力・行動力
安全保障の専門的理解には、国内や海外での調査活動も有効であり、国内外の研究者の協力を依頼し、調査活動の経験を蓄積することを通じて渉外能力と行動力を身につけている。
4)研究モラルの修得
研究成果は一定の方法に基づき作成し、その内容、分析に使用する統計などは独自性を有することが求められる。コースワークとリサーチワークを通じて研究モラルを十分に身につけている。

2.修了後の進路
独創的な研究により博士学位を取得し、大学等高等教育機関における教員、安全保障に携わる諸機関での職員、政府職員などの職で、研究能力を発揮できる専門的な研究者として自立できるように支援する。

教育課程編成・実施の方針[カリキュラム・ポリシー]

国際開発専攻 博士前期課程

1. 教育課程の編成
国際協力学研究科国際開発専攻博士前期課程の教育課程は、同課程の「修了認定・学位授与の方針」を踏まえ、以下の5点を重視し編成する。さらに、教育課程の編成にあたっては、順次性、体系性およびコースワークとリサーチワークを適切に組み合わせた教育に配慮する。
(1)問題発見・分析力の修得
経済開発、地域研究に関する科目群を修得し、その知識を活かして毎週行われる演習による研究指導を通して国や地域の開発過程に関する問題を発見し、リサーチメソッド等の分析分野を学びその問題を分析できる力を高める。
(2)専門性
国際開発に関する修士論文作成に必要な専門性を身につけるために、修士論文作成に関係する科目群を選択する。たとえば経済開発に関する内容であれば、開発経済学、経済開発政策、開発事業の計画及び評価手法などであり演習指導教員と相談して体系的に選択する。
(3)協調性・行動力
修士論文作成に必要な国内外の調査活動を自己ないし共同で行う場合、協調性と行動力を発揮し調査に関連する組織や個人から協力を得なければならない。また大学内における共同研究や研究発表等においても同様であり、演習や講義における自己主張の一方で、相互の協調性が重要である。
(4)研究モラルの修得
研究成果が独自性を有し、その内容を精緻化するために、講義や演習での成果発表を通じて指導教員あるいは参加院生が指摘する。論文作成上で留意すべき引用ルールの徹底等、自己と他者の意見を整理し、どの部分に自らの知的貢献があるかを明示する習慣の形成に努める。

2.学修成果の評価
学修成果の評価については、予め、学生に各授業科目の到達目標、授業計画、予習・復習及び成績評価の方法等を明示したうえで、「修了認定・学位授与方針」に沿った学修過程を重視しつつ、成績評価基準に基づき厳格に行う。さらに、学位論文審査にあたっては、学位論文審査基準に基づき学位審査及び修了認定を厳格に行う。

安全保障専攻 博士前期課程

1. 教育課程の編成
国際協力学研究科安全保障専攻博士前期課程の教育課程は、同課程の「修了認定・学位授与の方針」を踏まえ、以下の5点を重視し編成する。さらに、教育課程の編成にあたっては、順次性、体系性およびコースワークとリサーチワークを適切に組み合わせた教育に配慮する。
(1)問題発見・分析力の修得
安全保障・危機管理、地域研究に関する科目群を修得し、その知識を活かして毎週行われる演習による研究指導を通して国や地域の安全保障に関する問題を発見し、リサーチメソッド等の分析手法や理論形成力を高め、その問題を分析できる力を身につける。
(2)専門性
 安全保障に関する修士論文作成に必要な専門性を身につけるために、修士論文作成に関係する科目群を選択する。たとえば国際関係論や国際紛争特論などの理論的専門科目とアメリカ研究やロシア研究、朝鮮半島研究など地域研究科目を組み合わせるなど、演習指導教員と相談して体系的に選択する。
(3)渉外能力・行動力
修士論文作成に必要な国内外の調査活動を自己ないし共同で行う場合、渉外能力と行動力を発揮し調査に関連する組織や個人から協力を得なければならない。また大学内における共同研究や研究発表等においても同様であり、演習や講義における自己主張の一方で、相互の協調性も時に重要である。
(4)研究モラルの修得
研究成果が独自性を有し、その内容を精緻化するために、講義や演習での成果発表を通じて指導教員あるいは参加院生が指摘する。論文作成上で留意すべき引用ルールの徹底等、自己と他者の意見を整理し、どの部分に自らの知的貢献があるかを明示する習慣の形成に努める。

2.学修成果の評価
学修成果の評価については、予め、学生に各授業科目の到達目標、授業計画、予習・復習及び成績評価の方法等を明示したうえで、「修了認定・学位授与方針」に沿った学修過程を重視しつつ、成績評価基準に基づき厳格に行う。さらに、学位論文審査にあたっては、学位論文審査基準に基づき学位審査及び修了認定を厳格に行う。

国際開発専攻 博士後期課程

1. 教育課程の編成
国際協力学研究科国際開発専攻博士後期課程は、同課程の「修了認定・学位授与の方針」を踏まえ、所定のコースワークかつ必要なリサーチワークを受けたうえ、外国語検定試験に合格し、査読付き論文(2本以上)、研究発表(2回以上)を行い、博士論文の審査および最終試験に合格した者に博士(国際開発)の学位を授与する。
(1)問題発見・分析力の修得
演習による研究指導を通して国や地域の開発過程に関する問題を発見し、その問題を分析できる能力を高める。
(2)専門性
国際開発に関する博士論文作成に必要な専門性を身につけるために、演習指導教員と相談して科目を選択する。
(3)協調性・行動力
博士論文作成に必要な国内外の調査活動を自己ないし共同で行う場合、協調性と行動力を発揮し調査に関連する組織や個人から協力を得なければならない。また大学内における共同研究や研究発表等においても同様であり、演習や講義における自己主張の一方で、相互の協調性が重要である。
(4)研究モラルの修得
研究成果が独自性を有し、その内容を精緻化するために、論文作成上で留意すべき引用ルールの徹底等、自己と他者の意見を整理し、どの部分に自らの知的貢献があるかを明示する習慣の形成に努める。

2.学修成果の評価
  学修成果の評価については、予め、学生に各授業科目の到達目標、授業計画、予習・復習及び成績評価の方法等を明示したうえで、「修了認定・学位授与方針」に沿った学修過程を重視しつつ、成績評価基準に基づき厳格に行う。さらに、学位論文審査にあたっては、学位論文審査基準に基づき学位審査及び修了認定を厳格に行う。

安全保障専攻 博士後期課程

1. 教育課程の編成
国際協力学研究科安全保障専攻博士後期課程は、同課程の「修了認定・学位授与の方針」を踏まえ、所定のコースワークかつ必要なリサーチワークを受けたうえ、外国語検定試験に合格し、査読付き論文(2本以上)、研究発表(2回以上)を行い、博士論文の審査および最終試験に合格した者に博士(安全保障)の学位を授与する。
(1)問題発見・分析力の修得
演習による研究指導を通して国や地域の安全保障に関する問題を発見し、その問題を分析できる力を身につける。
(2)専門性
安全保障に関する博士論文作成に必要な専門性を身につけるために、演習指導教員と相談して科目を選択する。
(3)渉外能力・行動力
博士論文作成に必要な国内外の調査活動を自己ないし共同で行う場合、渉外能力と行動力を発揮し調査に関連する組織や個人から協力を得なければならない。また大学内における共同研究や研究発表等においても同様であり、演習や講義における自己主張の一方で、相互の協調性も時に重要である。
(4)研究モラルの修得
研究成果が独自性を有し、その内容を精緻化するために、論文作成上で留意すべき引用ルールの徹底等、自己と他者の意見を整理し、どの部分に自らの知的貢献があるかを明示する習慣の形成に努める。

2.学修成果の評価
学修成果の評価については、予め、学生に各授業科目の到達目標、授業計画、予習・復習及び成績評価の方法等を明示したうえで、「修了認定・学位授与方針」に沿った学修過程を重視しつつ、成績評価基準に基づき厳格に行う。さらに、学位論文審査にあたっては、学位論文審査基準に基づき学位審査及び修了認定を厳格に行う。

入学者受け入れの方針[アドミッション・ポリシー]

国際開発専攻 博士前期課程

1.入学前に求められる能力、水準等
国際協力学研究科国際開発専攻博士前期課程は、国際開発と安全保障を連携・融合させた分野において自立して研究活動を行う研究者、ならびに高度の専門知識・能力を身につけた専門的職業人を養成し、国内外の様々な分野で活躍する有為の人材を輩出することを目的とする。
このため、同課程に入学を希望する場合、本研究科の目的及び研究分野に高い関心を持ち、さらに以下のいずれかの要件(学修歴、学力水準、能力等)に該当するものとする。
(1)開発途上国・新興国に対する興味を有する
アジア、中東、アフリカ、中南米などの開発途上国・新興国に興味を有し、経済開発や国際協力に携わりたいと考えている人、また実際に開発途上で何らかの経験を有する人が望ましい。この経験が国や地域の開発過程に関する問題発見の基礎となる。
(2)専門性
学部における経済、政治、文化、宗教、工学、農業、医学などの専門知識を修得しておくことが、本課程においてはさらに洗練された専門性を高める必要条件となる。
(3)言語能力
国際開発は対外関係に基づいている分野なので、研究対象とする国や地域の言語能力を必要とする。母語や英語だけでなく研究対象国の言語能力を有する人が望ましい。これが国内外の調査などにおいて有効な力となる。
(4)論文作成能力
修士論文はもちろん科目や演習、中間発表など大学院では多くの論文を作成するので、入学後にその能力が高められるとしても、入学時点で論文作成能力が必要である。これが研究の独自性ならびに研究モラル修得の基礎となる。

2. 入学希望者に求められる能力、水準等の判定方法
選抜試験は、人物ならびに目的意識とそれを実現しうる学修意欲と能力を審査するために研究計画書に基づく面接・口頭試問に重きをおく。これに加えて、高等教育等で得た知識や体験、資格も審査の対象とする。

安全保障専攻 博士前期課程

1.入学前に求められる能力、水準等
国際協力学研究科安全保障専攻博士前期課程は、国際開発と安全保障を連携・融合させた分野において自立して研究活動を行う研究者、ならびに高度の専門知識・能力を身につけた専門的職業人を養成し、国内外の様々な分野で活躍する有為の人材を輩出することを目的とする。
このため、同課程に入学を希望する場合、本研究科の目的及び研究分野に高い関心を持ち、さらに以下のいずれかの要件(学修歴、学力水準、能力等)に該当するものとする。
(1)国際関係に対する興味を有する
安全保障問題や国際関係に興味を有し、安全保障や国際協力に携わりたいと考えている人、また実際に海外で何らかの経験を有する人が望ましい。この経験が国 や地域の安全保障・危機管理に関する問題発見の基礎となる。
(2)専門性
学部における経済、政治、文化、宗教、工学、農業、医学などの専門知識を修得しておくことが、本課程においてはさらに洗練された専門性を高める必要条件となる。
(3)言語能力
授業や研究の理解を行うために十分な高度な日本語能力とともに安全保障は対外関係に関連する度合いの高い分野なので、研究対象とする国や地域の言語能力が必要となることがある。母語や英語だけでなく研究対象国の言語能力を有する人が望ましい。これが国内外の調査などにおいて有効な力となる。
(4)論文作成能力
修士論文はもちろん科目や演習、中間発表など大学院では多くの論文を作成するので、入学後にその能力が高められるとしても、入学時点で論文作成能力が必要である。これが研究の独自性ならびに研究モラル修得の基礎となる。

2. 入学希望者に求められる能力、水準等の判定方法
選抜試験は、人物ならびに目的意識とそれを実現しうる学修意欲と能力を審査するために研究計画書に基づく面接・口頭試問に重きをおく。これに加えて、高等教育等で得た知識や体験、資格も審査の対象とする。

国際開発専攻 博士後期課程

1.入学前に求められる能力、水準等
国際協力学研究科国際開発専攻博士後期課程は、博士前期課程での修了認定・学位授与の方針を達成し、博士学位を授与できる高度な研究能力を有することが求められる。
(1)開発途上国・新興国に対する興味を有する
アジア、中東、アフリカ、中南米などの開発途上国・新興国に興味を有し、経済開発や国際協力に携わりたいと考えている人、また実際に開発途上で何らかの経験を有する人が望ましい。この経験が国や地域の開発過程に関する問題発見の基礎となる。
(2)専門性
学部や博士前期課程などにおいて専門知識を修得しておくことが、本課程においてはさらに洗練された専門性を高める必要条件となる。
(3)言語能力
国際開発は対外関係に基づいている分野なので、研究対象とする国や地域の言語能力を必要とする。母語や英語だけでなく研究対象国の言語能力を有する人が望ましい。これが国内外の調査などにおいて有効な力となる。
(4)論文作成能力

博士論文はもちろん科目や演習、中間発表など大学院では多くの論文を作成するので、入学後にその能力が高められるとしても、入学時点で論文作成能力が必要である。これが研究の独自性ならびに研究モラル修得の基礎となる。

2. 入学希望者に求められる能力、水準等の判定方法
選抜試験は、人物ならびに目的意識とそれを実現しうる学修意欲と能力を審査するために研究計画書に基づくと面接・口頭試問に重きをおく。これに加えて、博士前 期課程で得た知識や体験、資格も審査の対象とする。

安全保障専攻 博士後期課程

1.入学前に求められる能力、水準等
国際協力学研究科安全保障専攻博士後期課程は、博士前期課程での修了認定・学位授与の方針を達成し、博士学位を授与できる高度な研究能力を有することが求められる。
(1)国際関係に対する興味を有する
安全保障問題や国際関係に興味を有し、安全保障や国際協力に携わりたいと考えている人、また実際に海外で何らかの経験を有する人が望ましい。この経験が国や地域の安全保障・危機管理に関する問題発見の基礎となる。
(2)専門性
学部及び博士前期課程において専門知識を修得しておくことが、本課程においてはさらに洗練された専門性を高める必要条件となる。
(3)言語能力
安全保障は対外関係に関連する度合いの高い分野なので、研究対象とする国や地域の言語能力が必要となることがある。母語や英語だけでなく研究対象国の言語能力を有する人が望ましい。これが国内外の調査などおいて有効な力となる。
(4)論文作成能力
博士論文はもちろん科目や演習、中間発表など大学院では多くの論文を作成するので、入学後にその能力が高められるとしても、入学時点で論文作成能力が必要である。これが研究の独自性ならびに研究モラル修得の基礎となる。

2. 入学希望者に求められる能力、水準等の判定方法
選抜試験は、人物ならびに目的意識とそれを実現しうる学修意欲と能力を審査するために研究計画書に基づくと面接・口頭試問に重きをおく。これに加えて、博士前期課程で得た知識や体験、資格も審査の対象とする。