釜山にある東明大学校の日本就職センターで日本語の講座を担当

金栄蘭さん

私は、2007年4月に拓殖大学言語教育研究科の博士後期課程に入りました。以来4年間、言語教育研究科の先生方にご指導いただき、2011年3月に博士号を取得することができました。

今年の3月より、故郷の釜山にある東明大学校の日本就職センターで日本語の講座を担当しています。内容は日本に就職する人のために日本語を教えることです。東明大学校と社会福祉関連、IT関連などの日本の企業が交流、提携関係を結んでおり、就職希望の大学4年生を対象に毎日4時間、週に5回、日本語を教えています。平仮名からスタートするクラスもあれば、日本語能力試験2級のクラス、日本の文化やビジネス日本語を学ぶ上級のクラスもあり、様々な学生がおります。

東明大学校

東明大学校には拓大出身の先輩もいらっしゃいます。現在経営学科の教授であります。大学での仕事の話や研究について、そして拓大留学生活での思い出など、アドバイスをいただいたり、話をしたり、いろいろとお世話になっています。同じ拓大のキャンパスで学んだ先輩の存在はたいへん心強く、拓大の絆を改めて感じております。

東明大学校のキャンパスは、拓大の文京キャンパスや、八王子国際キャンパスとはずいぶんと趣が異なります、まったく違う立地にあることはもちろんですが、今、私はもはや学生ではなく、教員という立場でキャンパスに身を置いているからではないかと思っています。責任を持ってやらなければならないことが多く、緊張のなかにもやりがいを感じる日々を送っています。

私は拓大の言語教育研究科で指導していただいた経験を生かし、韓国の日本語教育にベストを尽くしたいです。改めて、先生方に御礼を申し上げます。ありがとうございました。

集合写真