就職活動の準備

日本の企業に就職するためには、日本人の学生と一緒に採用試験を受けることになるので、日本人学生と同様、それ以上の準備が必要になります。

1.自己分析

自己分析とは、自分のことを「知る」ことです。自分自身のことを深く知り、就職活動の進め方の指針とするため、また履歴書やエントリーシート、面接で自分を上手にアピールするために必要になります。
以下の3つに分けて考えると良いでしょう。

Point1:過去の自分を知る

~これまで経験してきたこと、それによって感じたこと、学んだことを振り返って考える~

Point2:現在の自分を知る

~自分とはどのような人間か、どのような価値観を持っているかを考える~

Point3:未来の自分を描く

~将来自分が目指したいこと、どのような人になりたいかを考える~

2.職種・業界研究

職種とは、職業・職務の種類のことです。それぞれ様々な分類がありますが、就職活動をする際によく目にする職種は、営業・販売系、事務系、技術・専門系です。
職種を選ぶ際は、自分の好きなこと・興味のあることから探してみると良いでしょう。
また、知っている企業から職種を探す方法もあります。

業界とは、活動内容で産業を分類したものです。例えば、商社、流通・小売、メーカー、サービスなどがあります。業界研究のやり方は様々ですが、早い段階から取り組むと良いでしょう。
新聞・ニュース・インターネットなどから探したり、興味がある業界に絞って研究してみたり、人に聞いてみたりなど、どの方法が一番良いかは自分で決めましょう。

3.OB・OG訪問

自分が志望する企業に大学の先輩がいて、直接話を聞くことができれば、会社案内やホームページではわからない情報を得ることができます。
まず、就職課に来て相談をしてください。 訪問が可能であれば、次のプロセスを進めていくと良いでしょう。

Step1:アポイントをとる

アポイントとは「アポイントメント」の略で、面会や会合の約束・予約のことをいいます。先輩に連絡するときには、マナーをわきまえて、電話かメールで連絡をしましょう。

Step2:事前の準備をする

面接の日時が決まったら、質問内容をまとめておきましょう。
入社理由や職場の雰囲気、具体的な仕事内容、採用選考について、自分が今すべきこと等。

Step3:訪問

スーツやジャケットを着用し、失礼のない服装を心がけましょう。当然ですが、遅刻は厳禁。言葉遣いや態度にも注意しましょう。

Step4:お礼の連絡

訪問後1週間以内に先輩へのお礼のメールや手紙を必ず出しましょう。

4.インターンシップ

インターンシップとは、企業における就業体験のことです。様々な企業・団体で受け入れられており、多くの学生が参加しています。大学生時代の早い段階でインターンシップを体験することにより、職業意識の向上、業種選択の指標、社会人との交流など、多くのメリットがあります。

インターンシップには大学主催のものと企業が直接企画するものがあります。大学主催のインターンシップは、春・夏の長期休暇に合わせて募集を行っています。企業が直接企画するインターンシップは、企業のホームページや、就職情報サイト、就職課の掲示板等で案内がありますので、そちらをご覧ください。

採用試験・内定から入社まで在留資格の変更