カナダ留学の余りにも豊かな実り ― 人生最大の難関、そして最大の伸びしろの7か月 ― 論理力を磨けば英語も思考力も伸び就活の成功にも繋がる
英米語学科 4年 藤本彩子さん
私は2年次の後期に拓大の提携校であるカナダのランガラカレッジに留学しました。留学前から、長期留学のプログラムの中でこの提携校はめちゃくちゃ勉強が大変だ!!と聞いていました。しかし、大学時代の7ヶ月と100万円以上もの大金を費やして留学するのに、頑張らないでどうするのだ!!と思い、1番厳しいと言われているカナダを第1志望に選び、留学しました。
実際、カナダでの勉強は本当に大変でした。しかし、「留学して本当に良かった!!」と私は実感しています。
それは、この7ヶ月を通じて私自身が本当に成長したと思うからです。英語に関して言えば、TOEICのスコアは留学前の690点から帰国後には895点まで伸びました。
精神的には、大人になったというか、心に余裕ができました。何かを達成した人のみが感じられるゆとりだと思います。
そのおかげかはわかりませんが、この就職難の中、私は6月と比較的早期に就職を決める事ができました。しかも国際事務で英語を活かせる仕事です。
さて、ここでは、この私の成長につながった、現地での苦労につい時系列を追って具体的にお話したいと思います。
現地に着くと、最初の1ヶ月はサマープログラムに参加しました。これは日本の他大学や他の国からの短期留学生も一緒に、会話や簡単なグループ・プレゼンテーションなどをしました。私は話す事がとても苦手でしたので、このプログラムですら当時はとんでもないと感じていました。
9月からは1セッション7週間のLEAP(Langara English for Academic Purposes)プログラムを3回受講しました。実は、サマープログラムなどは小手試しで、本当に大変なのはこのLEAPだったのです。
これは「現地の大学に入る」ために留学生が受講するコースでレベル3〜8まであります。リーディングやリスニングの勉強の傍ら、レベル別にアカデミック・ライティングと呼ばれる英語論文の形式や規則などを勉強します。
始めにレベル分けテストを受け、私はLEAP4からスタートしました。ここでのメインは「パラグラフ(段落)」を書く事でした。たった1段落です。
しかし、日本ではアカデミック・ライティングなど勉強した事がなかったので、合格点の70%に対し、最初の頃は50%程しか取れず、先生方に本気でこの子は大丈夫なのだろうか?と心配されました。
しかし、わからないなりにがむしゃらに頑張った結果、最終スコアでは無事に合格点をとる事が出来ました。
晴れて第2セッションからLEAP5を受け、英語論文のメイン(本論)である3つの「ボディー・パラグラフ」の書き方を勉強しました。LEAP4の時に書いた「パラグラフ」を3つも書く上に、その3つの関連性なども考えなくてはならず、ほとほと苦労しました。しかし、この関連性や論理性などを考える論文の書き方は、英語力のみならず、私の思考能力にも良い影響となりました。
LEAP5もどうにか…合格点をとり、最終セッションも次のレベル、LEAP6に進む事が出来ました。レベルだけでも3つの中で1番上なのですが、本当に辛かったです。留学も6ヶ月目を迎え英語にも慣れてきたと思ったのですが、それは自惚れだと思い知らされました。
まず、1番最初の授業で先生の使う単語が今までより明らかに難しくなり、半分程しか理解できない事に絶望を覚えました。さらに、ライティングも完成型に近づき、LEAP5で習った3つのパラグラフに「イントロ(序論)とコンクルージョン(結論)」を加えた5つの段落構成になったのです。日本語ですらよくわからないテーマなのに、英語で論文なんて…と泣きながらリサーチしました。
後にも先にもこの時ほど勉強した事はないといっても過言ではないくらい勉強しました。リサーチして入手した英語文献の内容をそのままコピペするわけにはいきません。それを、別の単語は表現を使いながら、全く別の英文に仕上げなければならないのです。
どのレベルでも合格ギリギリの点数で通過していた私は、今回こそは合格できない…と思いました。しかし、コツコツと努力し、真剣に・真摯に勉強と向き合った事などが幸いしてLEAP6も合格!という結果を残す事ができました。
「1年間の留学でも短いと思った。7ヶ月はもっと短い。だから本気で勉強してこい!」
これは、高校時代にアメリカへ1年間留学した経験のある友人の言葉です。カナダでたくさんの課題に負けそうになった時、私はこの言葉を思い出して必死に勉強しました。
私はこの留学を通じて、壁にぶちあったった時に逃げずに挑戦・努力する事を学ぶ事で、より高い壁を乗り越えた時に自分はより成長する事ができた、と身にしみて感じました。これからの長い人生、たまには壁にぶちあったってみる事も良い、と私は思います。皆さんも留学を通じて、その達成感や成長を味わってくださる事を私は心から願っています。
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