留学先で出来た“もう一つの家族”
古木 貴大さん
中国語学科 4年(横浜隼人高校国際語科卒)
ホームステイ家族&中国人留学生と共に、本人後列右)
私は現在、副専攻制度を利用し、専攻言語である中国語の他に、英語(14単位分)も学んでいます。副専攻の授業には2種類あり、英語副専攻の学生のみの授業と英米語学科の学生と一緒に受ける授業があります。前者は10人以下の少人数クラスで、少人数制の利点を活かし、アットホームな雰囲気で集中的に英語を勉強する事が出来ます。後者は大人数のクラスですが、どの先生方も一人ひとり丁寧に指導をしてくださるので、どんどん英語を吸収する事が出来ます。
副専攻の英語の授業を受けていて、「英語圏に短期留学をし、現地で生の英語に触れながら勉強したい!」と思い始めました。そして、去年の夏に1ヶ月間オーストラリアのケアンズに留学しました。今回、個人留学で行ったので、航空券の手配から現地の語学学校の手配まで、すべて1人で行いました。その際、航空券の購入方法などに戸惑う事もありましたが、貴重な体験となりました。
現地の到着ロビーに着くと、私のホストファザーが温かく歓迎してくれました。そして、ステイ先に着いて朝食を食べる時に、ホストマザーや2人の子供も笑顔で歓迎してくれました。
私が現地に滞在中に少し驚いた事が、家事の事です。日本では、母親が家事をする事が一般的だと思われがちですが、オーストラリアのケアンズでは違いました。現地では、両親が一緒に家事をする事が一般的なのです。例えば、夕食などは、基本的には両親が一緒に作りますが、一方が忙しい場合は、もう一方が料理を作ります。私は、このように助け合いの考え方を軸にして家事をしているという事は、とても素晴らしいと感じています。
そして留学中、私が中国語学科生として中国語を学び、副専攻で英語を学んでいて良かったと思える事がありました。それは、ステイ先が同じ中国からの留学生の通訳をした事です。彼は英語でコミュニケーションを取る事が苦手で、ステイ先の家族とほとんどコミュニケーションが取れない状態でした。しかし、私が中国語学科で学んだ中国語を使って彼の気持ちを聞き、それを副専攻で学んだ英語を使って家族の人達に通訳していました。そして、彼はだんだん笑顔で家族とコミュニケーションを取れるようになっていました。私は、彼の笑顔を見れた事が一番嬉しかったです。
帰国日の直前、ステイ先の両親が「あなたは私たちの家族の一員だから、例え1週間でも良いから、またこの家に帰って来てね。お金の事は心配しなくて大丈夫だから。あなたに会えて本当に良かった。」と言ってくれました。私はこの時、短い間しか一緒に過ごしていない私の事を本当の家族として受け入れてくれたステイ先の両親に対する感謝の気持ちでいっぱいでした。
将来ケアンズに留学するかどうかは未だ分かりませんが、必ず“もう一つの家族”に会いに行きたいと思っています。
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