アメリカ・セントラルワシントン大学現地報告
やっぱり違う、大学への留学
― 授業科目にキックボクシングやワイン・テイスティング!?
刺激豊かな異文化交流が楽しめる、世界の縮図の寮生活
英米語学科3年 交換留学生 杉山彩香さん

国際色豊かな交換留学生たち(筆者前列中央)
私は去年と全く同じこの場所で交換留学生として、全く異なる留学生活を過ごしている。
昨年は拓殖大学の長期留学を通じ、ESLという留学生対象のプログラムで学んでいた。正規の学生になるために準備するところで、留学生は皆アジア人。クラスには何人も日本人がいて、日本語を喋ってばかりいた。
ところが交換留学で学ぶ大学には世界各国から学生が集う。日本をはじめ、スウェーデン、フィンランド、モロッコ、ドイツ、スコットランド、オーストラリア、韓国、タイ、中国、オランダ、チリ、と、アジアだけでなく、ヨーロッパや南米からと、国籍も様々で、個々の英語力は格段に高い。
同じ日本人同士でも常に英語で話し、常にお互いを高め合っている。様々な国の人々と関わることができ、現地の学生と触れ合う時間も去年よりずっと多い。
私の住む寮はアメリカ人とフィンランド人のルームメイト、そして他の交換留学生がたくさん集まり、常ににぎやかだ。寝るまで各部屋のドアは開けっぱなし。誰かが料理すればみんながその匂いにつられて集まり、それぞれの部屋をみんなが行き交う。
去年私が住んでいた寮は、アパートのように一部屋一部屋が離れ、寮全体としての関わりが全くなかった。しかし、今の寮はそれぞれが互いの文化を尊重し、興味を示し、理解しようとする。
今年はESLではなく、現地の学生に混ざり、Introduction to PR writing、Kick boxing、First year Frenchの3つの正規の授業を受けている。特に興味深いのがフランス語の授業だ。日本と比べ、学び方が全く違う。
文法を中心に学ぶ日本の授業とは異なり、会話から学び、語彙を増やす。英語とフランス語は似た単語がとても多いため、日本語で学ぶよりも意味がわかりやすいように感じる。どの授業でも先生はとても早口なのだが、特にフランス語の先生の場合は凄まじく、フランス語を喋っているのか英語を喋っているのか時々わからなくなる。
また、週に2回、日本には滅多にないような授業、キックボクシングを受けている。本格的なものではなく、エアロビのような授業で、遊び感覚で友達とルームメイトと一緒に受けているため、とても楽しい。他にもハイキングやワイン・テイスティングなど、アメリカならではの面白い授業がたくさんある。
ほとんどの授業はグループワークで、常に自分の意見を求められ、課題はなにより、読む量が多い。見たことのない単語ばかりで、人一倍課題に時間がかかる。
授業は去年よりも何十倍も難しくて大変だが、やりがいがあり、充実した日々を過ごせている。
交換留学生としてエレンズバーグに再び戻ってくることは、去年、初めての留学が始まってからずっと目標としていたことだった。正規の授業は想像していた通り大変だが、去年よりもずっと忙しく、有意義な日々を過ごしており、毎日があっという間に過ぎていく。
私は半年の期間で来たので、もう残りわずかだが、悔いの無いように一日一日を大切にしたい。