2年生でスペイン長期研修、そして3年からは交換留学
矢澤 ゆかり さん
私は拓殖大学の交換留学プログラムで、3年生の後期から十ヶ月間スペインのサラマンカ大学で勉強しました。私にとってこれは二度目のスペイン留学で、その十ヶ月間本当に充実した時間を過ごしました。勉強面では、前回よりも専門性の高いコースで、言語学、文学、地理、歴史など多くの科目を受講し、正直つらいと思うこともありましたが、コース終了時に修了証書を受け取ることができたときには本当に感動しました。この留学を振り返って、なにより思い出すのは、かけがえのない友達と過ごした貴重な時間の数々です。国籍の違う彼らと過ごした時間は私を確実に成長させてくれたからです。
私の第一回目の留学は、2年生の夏から参加した拓殖大学の長期研修プログラムでした。このときはスペインのサラマンカ大学で語学を中心に八ヶ月間勉強しました。二度の留学から気付いたことは、同じ街、同じ大学に留学していても、留学プログラムの違いで、まったく異なる体験ができるということです。
2年生の長期研修プログラムは、同じ学科の九人の友達と一緒の留学で、ある意味グループ留学です。だから、苦しいとき、困ったときはいつも彼らがそばにいて励まし、助けてくれました。私にとって初めての海外体験だった長期研修は、楽しい思い出もあれば、苦労もありました。ホストファミリーや大学の仲間、家族が支えてくれたおかげで、八ヶ月間楽しく過ごすことができました。
これに対して3年生での交換留学は選抜対象者が一人だけなので、より自主独立性が要求されます。もちろんスペイン語学科の教授や大学の国際課の方々、現地主事のエンリケさんに助けていただきましたが、基本的に一人で留学先までの航空券の手配から履修の手続きまで行いました。二度目の留学ということもあり、一人でもある程度のことができるようになっていました。もちろん履修の手続きなど初めて経験することには、四苦八苦しましたが、自立せざるをえない環境に身をおいたことで、自分もやればできるという自信がつきました。もちろん失敗もたくさんしましたが、今から思えば、これらが逆に成長の糧になったと思っています。
2年生の時の長期研修はホームステイでしたが、3年生での交換留学ではサラマンカ大学の学生寮で生活します。ホームステイはその国の文化や風習を直接家族から学べるというメリットがありましたが、大学寮では同世代の友達をたくさん作ることができたのがなによりうれしかったです。実は、交換留学する前は友達ができるかが一番心配でした。しかし、実際にはスペイン、中南米諸国、その他、様々な国籍の留学生と親しくなれました。彼らとは本当に多くの時間を共に過ごし、いろいろなことを学びました。母国語ではない言語がコミュニケーションの手段なので、歯がゆい思いも何度も味わいました。習慣や常識の違いからけんかをしたことさえありました。しかし、それらの壁を一つ一つ越えたことで、本当の友達になることができたのだと思います。私にとって彼らとの友情は一生の宝物になっています。
私は拓殖大学スペイン語学科に入学したことで、休学しないで、4年間で二度も長期留学をすることができました。本当に恵まれていると思います。これらの留学体験を通して、語学だけでなく人生についても多くを学びました。いろいろな国の文化や風習、考え方に触れることで視野が広がり、人生観さえ変わった気がします。留学を終え、日本に戻ると、「変わったね」と友達から言われることが何度かありました。私が前より明るく社交的になったと言ってくれます。もしかするとスペインの明るくゆったりとした生活が体に染み付いたのかもしれません。本当に留学はおすすめですよ。
■写真の説明
(上) これはカーニバルのときの写真です。みんなでお互いに顔に絵を描きあいました。芸術学科の子に描いてもらった子たちはライオンキング風!?でかっこいいのに、私たち日本人は・・・・。
(下) 寮で出来たたくさんの友達と、街のメキシコ料理屋さんで食事をしているところです。私たちはみんな仲がよく、いつもこのような大人数で出かけたりしていました。