スペイン語を使う仕事にこだわりつづけて
2004年卒業 草間乃里江さん
皆さん、こんにちは。拓殖大学スペイン語学科2004年卒業の草間乃里江です。今、私は地球の裏側に当たるエクアドルの首都キトにて、日本
の旅行会社の現地駐在員として働いています。
私は拓殖大学に入学していなければエクアドルに来ることもありませんでした。拓殖大学では、短期留学を経験して初めて自分の勉強したスペイン
語を試すことができ、スペイン語を話し、異文化交流が出来る喜びを味わいました。それがきっかけとなり、メキシコへの長期留学も決めました。長期
留学では、いろいろな国の人々との出会いがありました。なかでも、いつも満面の笑顔で全てを受け入れてくれるメキシコの人たちは本当に魅力的で
した。だから、更にスペイン語の勉強が楽しくなりました。
卒業後は、派遣会社に登録し貿易事務の仕事に就きました。やりがいもあり、楽しかったのですが、私が求めていたものは英語ではなくスペイン語
でした。そこで、メキシコから南極までを扱っている旅行会社への転職を決めました。そこでは、日本語・英語も使用しますが、スペイン語も使う機会も
あり、交渉やクレーム処理などをスペイン語で行うこともありました。そうこうしているうち、「スペイン語が話されている国で働きたい」と思いがだんだん強
まってきました。運よく、たまたまエクアドルのキト現地駐在員のポジションを紹介される機会があり、転職を決意し、現在はキトで仕事をしているという
わけです。
キトでの仕事はデスクワークの他、空港送迎や観光、通訳としてお客さまに同行することもあります。その他に留学の斡旋も行っているので留学生
のサポートもしています。現地駐在員として365日24時間お客さまのご要望があればなんでも対応しなければなりません。留学時代は心地よかった
「なんとかなるさ」というラテン特有の精神ですが、現地で仕事をするようになると、今度は歯がゆく感じてしまうのですから立場が変わると人間変わるも
のですね。この仕事をしていて一番うれしいのは、お客さまからの「ありがとう」「草間さんがいてくれて良かった」という一言をいただけるときで、多くの人に
支えられながら生きているのだと実感しています。
将来を考えている皆さん。具体的な夢がある方もまだ見えていない方もいらっしゃるでしょう。私は特別なことはしませんでしたが、拓殖大学で得た
経験と出会いが現在の自分を作ってくれたことだけは確かです。楽しみながらも、毎日を真剣に過ごしていれば、自ずとやりたい事は見つかります。日
々の生活を大切にして、焦らずに自分の道を探してください。
■写真:観光の仕事で訪れたガラパゴスのイグアナとアマゾンの密林