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卒業後の進路:教職についた卒業生

2008年卒業 前田知洋さん

大学で学んだスペイン語でサッカー少年達の夢を支える

「どこでスペイン語を勉強したんだい?」

初めて会う僕に対して、その人は、きさくに話しかけてくれました。

大学を卒業してからも、日々のスペイン語学習とサッカー指導に励んでいる僕に、スペイン語を活かす新しい機会が訪れました。

スペインから「サッカーサービス社」というコーチチームが来日しました。FCバルセロナ下部組織コーチとして14年間指導に携わり、シャビやプジョルなどを育てたジョアン・ビラ氏が運営するチームです。

現在、プジョル選手をはじめとするリーガエスパニョーラの選手たちに、戦術理解の向上をはじめとするサッカーのレベルの向上のためのパーソナルコンサルティングを行っています。

今回、来日したのは、横浜での子供たちへのクリニック(サッカー指導)と、鹿島アントラーズの選手たち(3名)へのレクチャーが主な目的で、僕が通訳を引き受けました。

横浜では、子供たちへのサッカーレクチャーの後、グラウンドの上で一緒に指導にあたりました。  ジョアン・ビラ氏が発するスペイン語を、子供たちへ伝えること。何よりも情熱を持って身体全体でメッセージを届けること。そのことを何よりも大切にしながら通訳しました。

鹿島では、アントラーズの3選手の個人レクチャーをサポートしました。各ポジションで必要な動きや、戦術面に関する問題点などを1人50分くらいづつ、話し合いました。

「シャビは、育成時代は、どんな選手だったんですか?」

僕は、ジョアンに質問しました。

「すごく、謙虚で人の話しをよく聞いたよ。そして家族も大切にしていたよ。」

鹿島での仕事が終わると彼は、選手たちへメッセージを送りました。

「サッカーと家族を大切に。そして幸せであるように。」

今回の経験は、僕にとって本当にかけがいのないものになりました。普段、自分も少年達のサッカー指導者として苦労しているだけに、なぜ、ジョアンが多くの選手たちを育てることができたのか、理解できた気がしました。

「ありがとう!ジョアン!」

最後に彼に、あいさつをすると、こう答えてくれました。

「ありがとうは、こちらのセリフだよ。君は、本当に素晴らしい通訳だよ。」

拓殖大学スペイン語学科で学んだことで、今、少しづつ僕の夢に近づいていることを実感しました。これからも、自分の目標に近づくために、スペイン語学習に励み続けることを自分自身に誓いました。

「グラシアス!(ありがとう!)拓殖大学スペイン語学科!」

(前田知洋さんは、現在、東京都あきる野市にある「トレドサッカークラブあきる野」http://www.toledo-sc.com/index.htmlというチームで少年達の指導にあたっています)

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