HOME外国語学部スペイン語学科卒業後の進路

スペイン語教師になって夢を実現

1984年卒業 増山 久美 さん

 受験生のみなさん、はじめまして!そして在校生諸君、いつも笑顔と元気をありがとう!
私は、スペイン語の授業を担当している増山久美です。

 生まれも育ちも東京の下町、葛飾なので、授業では時々下町言葉が飛び出したりしちゃいます。子どもの頃から、走ったり泳いだり、身体を動かすことが大好きなおてんば娘でした。人間をはじめ生き物が好き、美術や漫画も好き、マヤ、アステカ、インカなどの古代文明も好きでした。

  やりたいことが沢山ありすぎて、大学受験の時には、体育大にしようか、美術大にしようか、はたまた上記の遺跡がある地域の言語、スペイン語学科のある大学にしようか、随分迷いました。結局、拓大のスペイン語学科に入学したことが、現在の研究職(文化人類学、ラテンアメリカ地域研究)に就くきっかけとなったことは言うまでもありません。



 学生主体の自由な校風のなか、スペイン語学科の先生方の、それぞれにユニークで細心のご指導のおかげで、勉学の楽しさに目覚めました。高校まではまったく学ぶことのなかったスペイン語やスペイン語圏について、知れば知るほどワクワクしたものです。その後、一旦は社会に出ましたが、再び、新潟大学人文学部で文化人類学を専攻し、上智大学大学院で地域研究(ラテンアメリカ人類学)を専攻しました。今は、拓大スペイン語学科をはじめいくつかの大学でスペイン語を教えながら、上智大学イベロアメリカ研究所と愛知大学国際問題研究所の研究員としても研究を続けています。



 毎日の授業はめちゃめちゃ楽しいですよ!あっという間に90分が過ぎて、話し足りない〜といったところです。ひとたびメキシコ社会のこと(裏話もですぞ)を話し始めると止まらない・・・伝達手段としてのスペイン語にとどまらず、その背景にある地域社会の理解も含めたスペイン語の授業を心掛けています。これらは全て私がスペイン語学科の先生方から学んだことなのです。

 ここで、私のフィールドであるメキシコについて少しお話しましょう。私のメキシコに関する知識は、拓大の留学制度を利用したメキシコ国立自治大学留学前はたいしたものではありませんでした。メキシコ市の大衆地区に友人たちができて交流が深まるにつれ、そこの家族、親族、コミュニティの結びつきや相互扶助などに特別な関心を寄せるようになりました。どことなく東京の下町に似ていて親しみが湧くんですよ。彼らの生活様態を観察していると、私たち日本人が彼らから学ぶべきことが多々あり、考えさせられます。80年代からの観察記録を『生活誌』という形にまとめて、もっとみなさんに素顔のメキシコを知ってもらえたらいいなぁ、などと密かな野望を抱いているのでした。


 みなさんはどんな夢や目的をもっていますか?希望に満ちたみなさんには沢山の人生の選択肢があります。ただそれらを選択肢として認識できないために、せっかくの才能を伸ばせない人が少なくありません。学生時代はできるだけ多くの経験をして、世代の異なる様々な人と接して下さい。きっと自分に合ったものが見つかりますよ。さあ、拓大で自分をためしてみて下さい!

 スペイン語学科の先生方は、専門分野も地域も多岐に渡っています。学問のみならず人生においても大先輩たちです。時にはお酒を交わしながら、人生論を戦わせるもよし、スペインや中南米について語るもよし、先生方は人間味の溢れる愉快な方ばかりです。活用するのは動詞だけではありませんよ、先生のことも大いに活用してください。みなさんとスペイン語の授業でお会いできるのを心待ちにしています。

 

■写真の説明(上から)
・9月15日独立記念日 メキシコの国旗の前でプルケ(リュウゼツランのお酒)を手に
・調査で訪れたメキシコ、ミチョアカン州の家族と
・お誕生日パーティでピニャータ割り
・メキシコ市大衆地区の公立小学校を訪問して

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