企業に就職した卒業生
1999年卒業 舞踊団通訳:名嘉眞ミナエさん
私は1999年、拓殖大学スペイン語学科を卒業した名嘉眞ミナエです。
在学中は、スペイン・サラマンカ大学に長期留学し、優れた講師陣にも恵まれ、その指導のお陰で、DELE(スペイン教育省主催スペイン語検定試験)の1級を取得することができました。ぜひ、スペイン語力を仕事にも活かしたいと思い、最初は旅行会社に就職し、その後、フラメンコ界で有名な「小松原庸子スペイン舞踊団」(http://www.komatubara.com)に転職、現在に至ります。
この舞踊団での私の主な仕事は制作業務です。フラメンコ・アーティストを招聘し、公演が行われるまでの必要な手続き、交渉、色々な手配を担当しています。そして公演日やその間近になると、受付係りから衣裳係り、通訳、時には舞台スタッフや黒子まで何でもやります。語学を活かせるのはスペインとの交渉の時です。その為のスペインへの出張も度々あります。先日は、スペインのマドリッド、セビージャそしてロンダで公演を行いました。その準備として、先ずはメールや電話での契約交渉です。1つの単語やフレーズを双方、都合の良いように解釈することもあるので、とても神経を使います。そして、いざ、現地に渡ってスタッフやアーティストとの通訳を始めると、頭をフル回転させないとついていけません。目の回るような忙しさだからです。あっちこっちで自分が呼ばれ、一人に付きっ切りでは、仕事にならないので、適当に切り上げて次から次へと移ります。終いには自分が何語で話しているのかわからなくなってしまうこともあります。
海外公演はスペインの他、今年はシンガポールと韓国で行いました。現地とのやり取りにはやはり英語が不可欠です。今更ながら、もうちょっと英語を勉強しておけば…と後悔しています。就職活動の頃、語学は仕事をする上での一つの道具に過ぎないと言われましたが、正にその通りだと実感しています。相手との意志の疎通が出来て初めてスタートラインに立てますからね。語学の重要性をひしひしと感じている今日この頃です。