大学院に進学した卒業生
2005年卒業 日本語教育学:山田智子さん
スペイン語学科で勉強した4年間は、素晴らしい出会いの連続でした。私は大学生から本格的にスペイン語の勉強を始めましたが、はじめはフォルクローレの楽器であるチャランゴをやっていたこともあり、音楽に興味が集中していたため、語学は2番目といった感じでした。しかし、先生方の熱心な指導、日々の膨大な宿題、予習をやっていく中で、もっとスペイン語を理解できるようになりたいと思うようになりました。
まんまとはまった私は、1年生でスペインへ、2年生でメキシコへの留学を経験し、ますますスペイン語が好きになりました。2回の留学ではスペイン人、メキシコ人、そして様々な国からの留学生と出会い、スペイン語を使うコミュニケーションの楽しさ、つらさ、そして考え方、価値観の違いを学ぶことができました
3年生では、スペインやメキシコ、そしてスペイン語をより多くの人に知ってほしいという願いから、紅陵祭でのスペイン・メキシコ留学生共同の展示の出典をしました。さらに語劇祭にてスペインの名作「ドン・キホーテ」をスペイン語で演じ、見事に最優秀語学賞を受賞しました。また、3年生から始まったゼミナールでは、スペイン語でのプレゼンテーション、ディベートにも挑戦してきました。新聞を読んだり、映画やドラマを楽しんだりもできるようになりました。
こうして、私はスペイン語なしでは生きられないほど、スペイン語が大好きになりました。でも、これは私だけの力ではありません。スペイン語学科で大好きな先生方、大好きな仲間に出会えたからこそこんなに好きになれたのだと思います。
そして、今私は大学院でスペイン語を生かしながら研究に励んでいます。大学院での専門は日本語教育学で、一見するとスペイン語とは何の関係もないように思われるかもしれません。しかし、現在増加傾向にある日本語を母語としない子どものための日本語教育には大いに役に立つのです。私は、ペルーから来日している子どもの日本語支援に携わっていますが、日本の教科書のスペイン語版を作る機会があったり、スペイン語での国語の教科書のあらすじを作ったり、授業の解説をスペイン語で先行学習した上で日本語を勉強するという方法をとってみたりとスペイン語を生かして一緒に勉強しています。スペイン語の知識を生かせることはとても嬉しいものです。スペイン語はいろいろなことや様々な人々との出会いのきっかけとなってくれました。どうぞ、みなさんも大学でたくさんのことを吸収してください。何か夢中になることができるものを見つけて、じっくり時間をかけて磨いていってください。それらは必ずどこかで誰かのためになると私は信じています。
