企業に就職した卒業生
1994年卒業 動物輸出入:横山暢彦(のぶひこ)さん
Road to Spain。これは1998年のサッカーフランスW杯予選の時に日本代表に掲げられた言葉Road to Franceから得た言葉だ。君たちが拓大のスペイン語学科に入ったならば、まさにこの言葉のようにスペインへの夢の架け橋となってくれるだろう。いい選択だ。自分の場合も予備校時代に教わったある有名な現代文講師の最後の授業の時の話がきっかけで、拓大のスペイン語学科を選択した。それは次のような話だった。「かつて私の教え子でラテン語を勉強したくなって、拓大のスペイン語学科に入り、今はある大学院の博士課程にいてすでに大学で教鞭をとっている者がいる。大学はブランドではなく中身です。自分のやりたいことを見つけて入ったならば必ずや君たちの期待に答えてくれるはずです。拓大のスペイン語学科は教授陣やカリキュラムがすばらしく在学中にスペインに1年間留学できる」と。自分は小学生の頃から爬虫類や熱帯魚のマニアだったので、アマゾン、ガラパゴス、アフリカ等に憧れていた。また、プロレスファンでもあったので、スペイン語やポルトガル語にも興味があった。そのような訳で、拓大のスペイン語学科に進学しようと考えた。
拓大に入学して1年生の時にその話題に上がった先生に「それ僕のことだよ」と言われて大笑いしたのだ。スペイン語学科の授業は楽しく自分 も2ヶ月と1年間の2回にわたってスペインに留学することができた。その時にモロッコに行き、マーケットで様々な動物が売られているのを見たのがきっかけで爬虫類ビジネスをやることを決意した。卒業後すぐに渡米してロスアンジェルスにてビジネスのノウハウを覚えるために友人がやっている爬虫類・熱帯魚専門店で修行し、のちに爬虫類飼育器具と生き物の輸出入の会社を起業することになった。仕事が軌道に乗り始めて自由になる時間が多くなったので、大学院で勉強する決心をした。グラナダ出身のゼミのスペイン人の先生に推薦状を書いていただいて、国立グラナダ大学大学院に入ることができた。動物に関することを研究したかったので自然地理学研究科に入り、今は生物地理学と動物生態学を研究している。仕事と研究を同じことをやり、毎日世界中とコンタクトを取り世界中を飛び回っている。数週間前に南米に生息する写真や文献すらほとんどなかった幻のカメを紹介することができた。この仕事と研究ができるのもスペイン語と英語のおかげだと思っている。語学は武器になるとはよく言ったもので新たな世界が広がることは確かだ。これから語学を学ぼうとしている君たちに次の二つのドイツの格言を贈りたいと思う。「外国語が1つも出来ないということは、全く窓のない部屋にずっと1人で閉じこもっているようなものだ」「外国語ができる数だけその人間は生まれ変わることができる」という格言だ。全くその通りだと思う。そして最後に君たちがRoad to Spainを達成できるようにGood luck to you all ! スペイン語で言うなら !Buena suerte a todos!
