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スペイン語サロン:今年も陽気に「死者の日」を祝う

 毎年、10月31日から11月3日までの4日間、メキシコでは「死者の日」が盛大に祝われます。日本のお盆のような日ですが、まるでお祭りのような華やかさなので、初めて見る人はみなびっくりします。

 ヘオルヒーナ先生のスペイン語サロンでも、毎年恒例のイベントとして、学生達がサロンに伝統の祭壇を再現し、日本にいながらにして「死者の日」の伝統習慣を体験しています。

  今年のイベントに参加した学生達の生の声をご紹介しましょう。


本山鮎美さん

 11月の1日と2日、メキシコでは「死者の日(Dia de Muertos)」を迎えます。日本のお盆のような日です。といっても日本のお盆とはかなり異なり、メキシコの人々はこの日お酒を飲み、踊り、歌い、大変賑やかに過ごします。「メキシコでは死は友達だ」とメキシコ人のヘオルヒーナ先生が教えてくださりました。だからあんなに賑やかに死者の日を過ごすのですね。
 そしてこの時期になると毎年、ヘオルヒーナ先生の研究室には死者の日の祭壇が作られるのです。去年までは見るだけだったのですが、今年はついに先生やほかの学生と一緒に作るのにも参加できました。毎年、それはそれは素晴らしい祭壇が作られているので、どのように作っているのかとても興味がありました。まずは階段状の土台を作り、それから飾り付けです。メキシコの民芸品やマリーゴールド(死者の日の花)の造花、お酒のビン、たくさんの骸骨(がいこつ)などを祭壇いっぱいに飾り付けます。音楽を聴き、みんなでおしゃべりをしながら楽しく作っていきました。出来上がった祭壇は、例年に負けないくらい素晴らしいものです。皆さん、見ていただけたでしょうか?
 日本にいながらラテンアメリカの文化を体験できる機会はそれほど多くはありません。私にとってこの祭壇作りは、4年間の中でもっとも貴重な経験の1つとなりました。


パステネ シモンさん

 10月の半ばになると、スペイン語の各授業で、たくさんの骸骨(がいこつ)が現れる奇妙なビデオが流されます。メキシコのDia de muertos(死者の日)が近づいてくるからです。メキシコでは死者の日に豪華な祭壇を作るのですが、私はメキシコ人のヘオルヒナ先生の部屋でその祭壇を作る貴重な体験をさせてもらいました。私の担当は、はさみで骸骨をかたどった薄い長方形の紙を天井からぶら下げることでした。この紙は数え切れないほどの量で、最終的に天井を見事に骸骨だらけにすることができました。花で祭壇を飾るときに、皆が「やっとできた?」とほっとしていると、へオルヒナ先生が「全面すきまなくうめなきゃだめよ!!」と指示が出され、皆が「えぇ!!」と驚く場面もありました。
 先生がこのようなすばらしい機会を与えてくれたことによってメキシコの文化を知ることができ、メキシコという国がさらに身近な存在になった感じがします。


須田望愛さん

 ヘオルヒーナ先生の授業では、「死者の日」についての説明がありました。メキシコでは、祭壇にお供え物として多くの料理、飲み物を置くそうですが、冷めないように常に温めているそうです。目の前には、思わずつまみ食いしたくなるような温かいおいしそうな料理・・・しかし、そこはぐっと我慢しなければいけません。死者のための料理ですから、1口でも食べれば、お迎えがくるのだそうです。「死者の日」の最終日は生きている人たちのための日なので、やっと料理が食べられるのだそうです。ヘオルヒーナ先生はお供え物の中に好きな食べ物があるそうです。答えは来年の死者の日に先生に質問してみてください。


岡部亜由美さん

 初めて「死者の日」という言葉を聞いた時は怖そうなイメージを最初に持ちました。でも、私のイメージとは全く違っていました。華やかな装飾で飾り、お祭りのように賑やかで、とても楽しそうな雰囲気です。
 死者の日は10月31日から11月3日までですが、それぞれの日に意味があるということを今回初めて知りました。最初の日は死者を迎えるための準備をする日、2日目は亡くなった子供のため、3日目は亡くなった大人のため、そして、最後の日は生きている人たちのための日であるということを知り、奥深いなと思いました。
 日本人は死を避けようとしているけれどもメキシコ人は死をきちんと受け入れているような気がしました。自分の親しい人が亡くなってしまったらもちろん悲しいけれども、死者の日に再会できると信じて盛大にお祝いをし、明るく死者を迎え入れるというこの文化は素敵だと思います。


伊藤 歩さん

 今年の「死者の日」のセレモニーに準備段階から参加しました。普通なら恐怖の象徴のはずの骸骨をヘオルヒーナ先生の研究室いっぱいに飾り、ろうそくや黄色い花で祭壇を埋め尽くしました。花やろうそくは死者がちゃんと私たちのところへたどり着けるための道しるべの役割も持っています。日本で言うお盆のちょうちんに相当するのです。
 日本とは違い、驚くほど、派手にこの死者の日のイベントは行われます。 楽しみの半分は祭壇に並べられた食べ物やお菓子を後で食べることだったりもするのですが、ハロウィーンとは違った面白さがあって一年で最も盛り上がる行事の一つです。機会があれば、ぜひ本場のメキシコに行ってこの文化を体験したいものです。


井上大貴さん

 国によって文化の違いがあるが、こんなにも違うとは思ってもいませんでした。町中お祭りのようなにぎやかさでお墓でまで人々が歌を歌っているのだなんて思ってもみませんでした 授業中にへオルヒーナ先生がいった「メキシコ人にとって死者は友達」という言葉が中でも一番印象的です。日本だと人が死んでしまうと遠くに離れてしまうようなイメージだが、メキシコでは逆で一番近くにいるそうです。だから、日本人はすごくお葬式で悲しむのに対して、明るく見送ることできるのだと思います。


戸谷宏海さん

 もし、僕が死んだとして日本のお盆とメキシコの死者の日、どちらがいいかと問われれば迷わずメキシコの死者の日を選ぶでしょう。なぜならみんな笑顔のほうが帰ってきて楽しいだろうからです。マリアッチがいたり、屋台みたいなのが出ていたりと、お祭りが大好きな僕としては楽しくてしかたないだろうなと思いました。日本のお盆もいいと思うけれど、メキシコではこんなお盆があるんだよとおばあちゃんに教えてあげたいです。


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