安全保障専攻の研究システム
21世紀を迎えて国際環境が著しく変化するなか、さまざまな形をとった国際協力がわが国にも求められています。この課題に取り組むには、開発経済学を中心とした従来のアプローチに加えて、地域ごとに異なる民族、宗教、文化、歴史、政治等に関する知識としての地域研究が必要になります。
さらに、国際協力をとくに必要としている地域の多くが武力紛争と無関係でなく、何よりも政治的安定が求められています。このため、広義の安全保障論の枠組みの下、そのような地域の紛争予防・解決、危機管理、平和構築等の問題についても深く考慮しなければなりません。
こうした観点から、本専攻では次の2つの分野をカリキュラムの大きな柱として研究を展開していきます。
1. 安全保障・危機管理:日本企業が活動する場は世界中に拡大しています。しかし危機管理の態勢と能力はきわめて不十分であり、安全保障に対する認識も万全とはいえません。本分野では、理論的、実証的研究に基づく安全保障・危機管理に関する諸施策について考究します。
2. 地域研究(B群):中国、台湾、朝鮮半島を含む東アジアおよび南アジア等を中心に、さらにイスラーム、アフリカ、中南米、欧州、ロシア、日本をも含めて、政治や外交分野に関連した幅広い地域研究を展開します。