言語教育研究科
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専任教員スタッフ紹介

1.尾崎 茂

 私の研究分野は、言語テストと国際理解教育です。言語テストにも様々な分野がありますが、私はテストが教育に与える影響(波及効果)やテスト内容分析などに興味があります。現在は、日本における学校英語教育の到達目標の一つである国際理解という観点から入学試験の波及効果や内容分析を行っています。
 テストは学習者にとっては大きな動機付けの一つとなるという意味でも、正確に言語(運用)能力を測定することによって効率のよい学習が可能になるという意味でも、言語教育において最も大切な分野の一つであるといえます。また、良い言語テストを作成するためには、言語能力や言語使用とはどのような要素で成り立っているかということを知らなければなりません。さらに、妥当性や信頼性といったテスト理論は研究法一般にも密接な関連があります。
 大学教員は教員であると同時に研究者ですから、一人でも多くの外国語教育に興味のある方と一緒に自分自身を高めていくことができることを願っています。

■写真:右端著者

 

2.塩崎 智

 専門分野は具体的に言うと、「日米文化交流史」です。特に、日本人留学生が日米交流に果たした役割について研究調査しています。ここ数年、毎年2回、ニューヨーク市ブルックリンで、1870年代に学んでいた日本人留学生の資料調査を進めています。このように日本人とアメリカ人の交流を調べていると、自然の成り行きで「日米比較文化」という分野に首を突っ込まざるをえません。ということで、この2つの分野がこの大学院に於ける自分の専門ということになります。ちなみに学部では、「アメリカ文化・社会研究」をテーマとしてゼミを担当しています。
 現在、指導学生は、博士後期、前期に1人ずついます。後期の学生は中国からの留学生で、中国伝統絵画に関する知識の英訳をテーマに博士論文を執筆中です。前期の学生は香港からの留学生で、日本人に英語を指導する際のローコンテクスト・ハイコンテクストといった問題を修士論文で取り上げる予定です。2人とも自分の専門と深く関わるテーマではありませんが、「比較文化」という学問分野はこのような包容力を持っているわけです。

■写真:中央著者

 

4.見上 晃

 私が大学院で担当しているのは主にコンピュータやビデオ等の機器を使った授業についてです。視聴覚機器を利用した授業では授業をいくつかのセクションに分割して考え、それぞれのセクションでどのような機器を使うのか、どのような目的で使うのかを考えています。
 以前はコンピュータのプログラミングについても授業を行っていましたが、現在はプログラムを使うとどのようなテキストファイルの利用ができるかという例を提示するにとど まっています。
 知識としてだけ知っていても実際には利用できないので、授業ではできる限りビデオや音声の編集をして貰って卒業後に使えるような技能を身につけて貰いたいと思っています。中でもビデオ編集は中学や高校で授業以外にも利用できると考え重点的に行っています。自分の研究でもDVDの形で提供されるビデオ教材をいかに授業に利用していくかを考えていますので、そこで得た知識をお伝えできると思っています。


■写真:学部ゼミ生と共に

 

5.狩野紀子

 私の専門は、英語教授法です。私自身も大学で英語の授業を教えていますが、日々の授業で痛感するのは、授業と家庭学習のリンクの必要性です。授業だけですと十分に語学力は付きませんし、かといって自分ひとりで学習をコントロールしてくのは結構むずかしいものです。そこで、コンピュータ・テクノロジーを利用して授業と家庭学習の橋渡しをしていくことを考えております。現在、授業で学んだ内容を、効率よく復習し学習内容を確実に定着させるシステムの構築に興味を持っています。
 私が修士論文の指導をしている学生は、現役の公立中学校英語教諭です。中学校の忙しい仕事を済ませ、大学院の授業に飛び込んできます。彼は自身の体験から英語授業の改善の必要性を感じています。具体的には、授業に帰納的な手法や課題発見学習や問題解決学習の要素を取り入れ、生徒の学習意欲や興味・関心を高めていく授業プランを計画中です。


■写真:CALL教室での授業

 

6.山田政通

 語用論と談話分析が私の専門分野です。両者とも実際の「コンテキスト」の中で言葉の使い方を見ていく点が共通します。また、当たり前のことですが、言葉を使う「人」が重要な役目を果たします。一つには、その人自身の性別、年齢、人種、職業などの特徴が大切ですし、さらにその人と相手との対人関係が問題になります。二人の間にステータスの違いがあれば、上下関係が発生しますし、親しいか、又は疎遠かという親密関係でとらえることもできます。いわゆる「文法」には無味乾燥なイメージがあるかもしれませんが、語用論と談話分析は、その点非常に人間的です。この人間的な言葉の面白さを皆さんに授業で少しでも伝えたいといつも考えています。

■写真:特別演習(論文指導)の風景(念のため、中央が著者)

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