短期研修プログラム / 酒井 希美

学生アシスタントとして研修に参加してみて

プロフィール

酒井 希美 さん
国際学部 国際学科 3年
筑波大学附属坂戸高等学校 出身

留学先

インドネシア/ダルマプルサダ大学

期間

2017年8月10日~8月31日

研修先(ダルマプルサダ大学)について

私たちの研修先は、インドネシアの首都ジャカルタに位置するダルマプルサダ大学です。学部は、文学部・工学部・経済学部・海洋工学部の4学部があります。私たちインドネシア短期研修生は、文学部日本語学科の先生や学生たちの協力を得て、毎年研修を開催することができています。ダルマプルサダ大学は、大規模の大学ではありませんが、日本との関わり、拓殖大学との関わりも深い大学です。ダルマプルサダ側の先生や大学関係者に日本への留学経験のある方が多いため、日本人学生が少しでも過ごしやすい環境を整えていただきました。2年前にはまだ無かった、日本語学習に特化した図書室や視聴覚室などが新しくできていて、ダルマプルサダ大学の日本語学習に対して、特に力を入れているのだと改めて感じました。

日常生活について

私はインドネシアでのホームステイをすでに何度も経験しているため、今は生活環境で驚くことはあまりありませんが、初めての人にとってはやはり水回りの問題が一番驚くでしょう。インドネシアのトイレは基本的にトイレットペーパーがなく、自分で水を汲んで流さなければいけません。さらに、お風呂と併設されているため、床が濡れています。私たち日本人にとっては、慣れない環境ではありますが、これは設備環境の問題と、インドネシア人の大半がイスラム教徒であることが関係しています。イスラム教徒は一日5回礼拝をしなければいけません。その礼拝の前に、身体を水で清める儀式があります。そのため、ほとんどのトイレの床が濡れています。日本人にとって濡れているトイレは抵抗があるかもしれませんが、ムスリムのインドネシア人にとってはある意味神聖な場所なのかもしれません。トイレから異文化を学ぶのも面白い体験になると思います。

モスクでの礼拝

モスクでの礼拝

研修を通して得たことと今後の学生生活への影響と進路について

日本語ボランティアの様子

日本語ボランティアの様子

今回の研修は、私にとって5回目のインドネシア渡航となりました。行く度に新しい友人が増え、新たなことを学び、これからもっとインドネシアのことを学ぼうという意欲向上に繋がっています。研修の中で、小学校・高校で日本語ボランティアを行いました。学生たちが書道や折り紙を教えると、生徒たちは一生懸命説明を聞いていたのが印象的でした。今回の研修中、ある友人に「インドネシア(人)は日本のことたくさん知っているのに、日本(人)はあまりインドネシアのこと知らないね~」と言われました。この時、私はもっとインドネシアのことを学び、さらにそれを多くの日本人に伝えなければいけないと思いました。今後はこれまでの経験を活かして、インドネシアとの関わりを継続していけるよう、就職活動に励みたいと思います。

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