個人研修奨学金 / 金子 由季

フランス留学が私にくれたもの

プロフィール

金子 由季 さん
政経学部法律政治学科 2年(出発当時)
目黒学院高等学校出身

留学先

フランス/ソルボンヌ大学文明講座

期間

2015年7月30日~8月30日

学校生活について

私が一ヶ月間フランス語を学んだ研修機関はソルボンヌ大学付属のフランス語コースであるソルボンヌ文明講座です。ソルボンヌ大学は国立なので費用は私立の語学学校に通うよりはかなり安めなのではないかと思います。校舎はモンパルナスの近くにあり、私が滞在していた寮からは路面電車とメトロを利用して20分ほどの場所にありました。入学前にクラス分けテストが実施され、私はA2のクラスで勉強することになりました。クラスメイト達の国籍や年齢層はさまざまで、日本や中国、台湾などのアジア系の学生は案外少なく、リビア、南アフリカ、イラン、メキシコ、トルコ、スペイン、ノルウェー、スコットランド、ブラジル、アメリカ、と思っていた以上に多国籍なクラスでした。授業内容は文法中心で、A2のクラスのレベルは仏検の準2級程度に相当するため3級までしか持っていない私は毎日の授業についていくのは結構ギリギリでした。文法の授業の後に、フォネティック(発音矯正)の授業があり、個人的にはこのフォネティックの授業が一番興味深く面白かったです。フォネティックの授業ではおもに短い文章を何度も声に出して読み先生が発音を正してくれるのですが、これがなかなか難しく、私の隣の席に座っていた中国人の女の子は何度も「Non(いいえ)」と言わされ、「Non」の発音を直されていました。後半の授業ではアントワーヌ・サンテグジュペリの「Le Petit Prince(邦題:星の王子さま)」の一部を朗読しました。もともとフランス文学は好んで読んでいたのですが、今まで原文で読むということをあまりしなかったので、日本でもチャレンジしてみようと思います。

修了証書

修了証書

日常生活について

シャルトル大聖堂前にて

シャルトル大聖堂前にて

夏季のホームステイはかなり割高なので滞在スタイルは寮にしましたが、とにかく物価が高くてやりくりが大変でした(消費税も20%と高いです)。寮生活では全て自炊で、授業の帰りに寮の近所のスーパーマーケットで買い物をして帰っていました。平日は時間があまり無かったので適当に安いパンとチーズとハムを買って毎日サンドイッチを作って食べていましたが、週末は寮の共同キッチンを使ってスープやスパゲティを作りました。共同キッチンは料理中にガスが勝手に消えたり、突然ブレーカーが落ちたりして使いやすいとは言えませんでした。洗濯機は寮に1台しかなく、洗濯物を抱えてランドリーに行ってみてもいつも誰かが使用中だったので、洗濯機での洗濯は諦めて自室の洗面台に水を張って石鹸を使って手洗いしました。何をするにも日本での倍以上の時間がかかったので1日が過ぎるのがとても短く感じました。普段実家暮らしの私は、海外で、しかも一人で生活することで日本での生活環境の良さと親のありがたみを痛感させられました。

学校の授業は文法とフォネティックを合わせて朝の8時半から12時までだったので、午後はパリの街を散歩したり美術館やミュージアムに行ったりすることができました。また週末にはヴェルサイユや日帰り旅行のツアーでシャルトル大聖堂とモンサンミッシェルに行き、フランスの文化にたくさん触れた充実した生活を送ることができました。

研修を通して得たことと今後の学生生活への影響と進路について

フランスでの生活は楽しい面もたくさんありましたが、思った以上にシビアでした。しかし、そういった環境は私にある種の強(したた)かさのようなものを身につけさせてくれたと思います。また10代最後の夏に単身で海外に行き、そこできちんと1ヶ月間生活ができたことで自分に自信がつきました。留学したことで得られたものは単に語学力だけに留まらず、様々な経験をしたことで自分自身を見つめ直し、今までとはまた違った視点から将来のことを考えることができるようになったことだと思います。

今後のフランス語学習の目標は仏検とDELFを取得していくことです。一歩一歩着実に実力を伸ばしていきたいです。

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