JICAと連携し、ボランティアを派遣する「ネパール・農業を通じた農村地域活性化プロジェクト」が始動 ~覚書締結式を行います

掲載日:2017年09月11日

拓殖大学と独立行政法人国際協力機構(JICA)はこのたび、拓殖大学国際学部で農業・国際開発などを学んだ人材を、ネパール連邦民主共和国からの要請に基づき青年海外協力隊員等として同国へ派遣する「ネパール・農業を通じた農村地域活性化プロジェクト」を実施することとなりました。
これに伴い、下記のとおりプロジェクト実施に関する覚書の締結式を行いますので、メディアの皆様には取材していただきたくご案内いたします。

JICA-拓殖大学 連携ボランティア
「ネパール・農業を通じた農村地域活性化プロジェクト」覚書締結式

日   時 平成29年9月15日(金)午前11時から(60分程度)
会   場 拓殖大学 八王子国際キャンパス 恩賜記念館
覚書締結者 JICA青年海外協力隊 事務局長  山本美香
拓殖大学 国際学部長  佐原隆幸

※締結式終了後、キャンパス内の国際学部農園に移動し、学生の農業実習状況視察、学生との交流を予定しておりますので、併せて取材していただきたくご案内します。

プロジェクト概要
(1)背景:ネパール・ゴルカ郡は、キャベツ、トマト等様々な野菜が栽培される一方で、険しい地勢と脆弱な交通インフラが流通の阻害要因となり、地産地消・自給自足的な小規模農家が主流となってきた。近年は、地域道路網が徐々に改善され、カトマンズやポカラという大消費地へのアクセスが向上した結果、地域農民の間に、都市住民に向けた農産物販売による収入向上実現の期待が高まっている。このような背景の下、市場の広域化や消費者ニーズの多様化に対応し、野菜栽培技術の改善と普及、販路拡大や事業ニーズの堀り起こし等に取り組むボランティアの派遣が要請された。
(2)目的:モデルサイト(ゴルカ郡)のモデル農家における野菜栽培、農産加工等の技術向上、地域の関係者と一体となった農村開発、グリーン・ツーリズム等の推進のための活動を行い、モデルサイトの農村地域を活性化させることを目的とする。
(3)派遣職種:野菜栽培、農産物加工、観光 等
(4)派遣人数:野菜栽培 2名× 2~3代、農産物加工 1~2名、観光 1~2名 等
(5)派遣時期:平成30年度後半から約6年間

プロフィール 
【独立行政法人国際協力機構(JICA)】
 日本の政府開発援助(ODA)を一元的に行う実施機関として、開発途上国への国際協力を行っています。「世界を信頼でつなぐ」というビジョンを掲げ、最適な援助手法を使い、地域別・国別アプローチと課題別アプローチを組み合わせて、開発途上国の課題解決を支援しています。
【拓殖大学】
 1900年、海外を志向し、積極進取の気概に富む人材の育成を目的に創立された「台湾協会学校」がその前身で、校歌にもある「人種の色と地の境、わが立つ前に差別なし」を行動規範とし、あらゆる民族から敬慕され、草の根で活躍できる人材の育成に努めてきました。
 国際学部では、国際協力、経済、政治、文化、観光、農業総合の6つのコースでの学びを通じ、国際的視野を持ち、国内外の人々と協働して積極的に課題の発見と解決にチャレンジしていくタフな人間力を身に付けたグローバル人材育成に取り組んでいます。