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修士論文が碩学から高く評価される!

掲載日:2017年10月11日

2017年9月25日、私の研究室に一通の封書が届きました。送り主は2014年に博士前期課程を修了した瀬長恵子さん。内容は予想だにしなかった吉報でした。

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『山口鉄泉回顧録~卒寿への門出~』(2017年、新星出版)に、「バジル・ホールの若手研究家『欧文琉球学』の実践例」として、瀬長さんの修士論文が紹介されたとのこと。著者の山口鉄泉氏はエール大学の元教員で、沖縄の英学研究の第一人者です。

著書の中で山口氏は、瀬長さんの論文が修士論文で求められる範囲を遙かに超える規模であること、研究者として常道に徹した手堅い手法をとっていること、欧文琉球学の分野でバジル・ホール研究を取り上げ、修士論文においてその実践例が示されたことの意義の大きさなどを挙げ、高く評価しています。
瀬長さんは、高名な専門家による高い評価に驚くとともに、「丁寧に指導して下さったおかげです」と感謝の手紙を私に送ってくれました。

私は前任校を含めて12年の大学教員としての指導歴がありますが、今まで彼女ほど資料を探し読みまとめるスピードの速い学生にはお目にかかったことはありません。理解も正確でした。もう少し時間をかければ博士論文につながる可能性もあると思っています。
中学教員をしながらで多忙であると予想はできますが、瀬長さんには是非とも今後も沖縄英学の研究を深めて欲しいと期待しています。まだ暑さが厳しい都心の研究室に舞い込んだ、爽やかな風を感じた出来事でした。

(文・外国語学部教授 保坂芳男)