2015台湾学友大会に福田理事長が出席 | 国際交流 | ニュース一覧 | 拓殖大学

2015台湾学友大会に福田理事長が出席

掲載日:2015年12月01日

2015年度台湾学友大会が、11月27日(金)に台北市の台北凱撒大飯店「寶島廳」で開催され、拓殖大学学友会台湾連合会から招請を受けた福田勝幸理事長が出席しました。

台湾連合会は、現在、北区、中区、南区の3支部で構成された政府登録の財団法人として運営されています。夕刻より開催された大会レセプションには、日本交流協会台北事務所の沼田幹夫代表(学部72期)や前連合会長の唐 松章氏(大学院38回)、南浩一学友会副会長をはじめ、50人を超える台湾在住の学友や東呉大学留学中の本学学生らが出席しました。

開会にあたって福田理事長より、ルネサンス事業によって完成した新しい文京キャンパスの紹介とこれに対する台湾学友への協力の御礼ならびに大学の現状について説明がありました。また、学生募集と本学広報活動に長年ご協力いただいた唐 松章氏(崇友文教基金會董事長)と台湾連絡事務所顧問の陳 燕南氏および温 柏蒼進学アドバイザーに感謝状と記念品が贈られました。楊 煜德連合会長(学部86期)からは、日台の益々の交流と関係発展のために、台湾連合会の活動をより盛んなものとしたいとの力強い所信表明がありました。

2015台湾学友大会に福田理事長が出席photo

〔2015台湾学友大会 記念撮影〕

今回の訪台では、冝蘭の西郷菊次郎関係史蹟(西郷堤防、西郷庁憲徳政碑)および宜蘭設治記念館(旧宜蘭庁長官邸)を訪ねる機会を得ました。西郷菊次郎は、日本統治時代の台湾・宜蘭県で初代庁長(知事)を1900年より務め、公衆衛生や鉄道敷設、学校建設、河川改修などの近代化に尽力しました。特に水害の多かった宜蘭河に築いた堤防は「西郷堤防」と呼ばれ、その功績を称えて1905年に「西郷庁憲徳政碑」が建立されました。昭和30年代に本学理事長を務めた西郷隆秀氏(学部27期)は、西郷菊次郎の息子にあたります。今回の訪問にあたっては、地元の宜蘭ロータリークラブより、坂元 卯氏(樂駝規劃設計有限公司 代表取締役)、葉 英傑氏(宜興新聞通訊社 社長)、林 金塗氏(林順發食品有限公司負責人)の方々にご案内いただきました。

20151201taiwan02.jpg 20151201taiwan03.jpg 20151201taiwan04.jpg 20151201taiwan05.jpg 20151201taiwan06.jpg 20151201taiwan07.jpg

台北市内にある芝山文化生態緑園には、日本統治時代初期の日本語教育に取り組んだ「六氏先生(抗日事件により遭難した6人の日本人教師)」の墓石や「学務官僚遭難之碑」など、芝山巌学堂についての史蹟が残されています。本学は東呉大学を通じて台湾の日本語教育を推進していることから、今回、台湾教育の聖地である芝山巌を訪れて亡き先人を偲びました。

20151201taiwan08.jpg 20151201taiwan09.jpg 20151201taiwan10.jpg 20151201taiwan11.jpg