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【海外で活躍する卒業生】若いうちに是非アフリカへ ~マラウイ現地報告~

掲載日:2016年06月22日

独立行政法人国際協力機構(JICA)
マラウイ事務所
企画調査員(ボランティア)岩本 茂樹

2016年1月にマラウイに赴任して、早いもので半年が過ぎてしまいました。"光陰矢の如し"とはまさにこのことでしょう。
2年の任期を考えるともう、四分の一を費やしてしまったことになります。
マラウイはアフリカ南部、周りをタンザニア、ザンビア、モザンビークに囲まれ、国土の四分の一はマラウイ湖が占めている国で、 主な産業はトウモロコシ、豆、米、キャッサバ、タバコ、ピーナッツなどの様々な作物を栽培している典型的な農業国です。
人口の約90%は農業に従事して自給自足の生活を営んでおり、日本と比較すると趣は大分異なります。



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【駐日マラウイ共和国大使館hpより】

日本の様な四季はなく、大きく雨季と乾季に分かれます。1月に赴任した頃は雨期で毎日雨が降っていました。地方に出張すると、 青々とした大地と広い空を実感することが出来ます。6月に入ると、雨は殆ど降らなくなり、気温も下がってきます。

朝晩は冷え込むため、マラウイ人でもコートを着ている人が現れます。子供の頃抱いていた"アフリカ"のイメージとはちょっと違います。
子供の頃と言えば、確か「日本むかし話」だったか、30分番組のCMで "アフリカは、僕らの誇りです。僕らが作る緑のアフリカ、この子たちの明日のために残してあげたい緑の大地" というフレーズでお馴染みのCMが懐かしく思い出されます。
そのアフリカの大地に初めて来たのは、今から19年前、青年海外協力隊としてエチオピアに赴任した時でした。 赴任前のエチオピアのイメージは、UNICEF共同募金か何かの番組で視たものでしかありませんでした。

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【一面のメイズ(とうもろこし)畑】

さて、話はそれましたが、今回は、現地で私が携わる仕事について紹介したいと思います。

私は今、JICAマラウイ事務所に勤めています。企画調査員(ボランティア)という仕事です。
平たくいえば、青年海外協力隊員としてマラウイに赴任した隊員が安心してこの国で活動ができるように支援する仕事です。
マラウイからの要請や、隊員の受け入れ、現地語学訓練、オリエンテーション、防犯や安全に関する業務や隊員の業務支援などが主な内容です。
また、健康に関するケアや悩み事を聞いたりするのも大事な仕事です。

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【道端の売店】

隊員の生活は、任地や配属先によってかなり異なります。首都と水道や電気のない地方とでは、別世界です。

昔はありませんでしたが、今はソーラー電池を使用して携帯電話やパソコンを利用している隊員もいます。
隊員は、それぞれ職種と呼ばれる専門分野があります。その数120種以上、教師や看護といった免許や実務経験の必要な職種もあれば、 特に資格を持たなくても応募が可能なものもあります。
中には学生の身分のまま参加している隊員もいます。

この4月に僅か1ヶ月という大変短い期間で柔道を教えに来たのは大学3年生でした。

TVや新聞で紹介されるなど、大いに活躍をして、あっという間に帰って行きました。

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【マラウイ湖より】

何かの記事で「アフリカは若いうちに行け」と見たような記憶があります。はっきりと覚えていませんが、本当にそう思います。
年齢が若くなくても、機会があれば是非来てみることをおすすめします。 まだまだ皆さんにお伝えしたいことは沢山ありますが、とにかく言えることは、このアフリカがとてつもなく広大で偉大な土地であるということです。
そして、この大地で日本の青年が現地の人々と共に、相互理解を図りながら、その開発・発展に向けて頑張っているということです。

*岩本茂樹氏は、平成9年3月に本学工学部工業デザイン学科(現在のデザイン学科)を卒業、平成9年7月より青年海外協力隊員としてエチオピアに派遣されました。
その後、民間企業を経て、平成26年1月より、JICAボランティアの現地調査員としてマラウイ事務所に赴任しています。