海外事情研究所附属台湾研究センター研究員が台北大学主催の国際学術ワークショップで研究報告 | 大学 | ニュース一覧 | 拓殖大学

海外事情研究所附属台湾研究センター研究員が台北大学主催の国際学術ワークショップで研究報告

掲載日:2016年12月10日

2016年11月25日、26日の両日、台湾・新北市の台北大学において、同大学歴史学科および海山学研究センターが主催する国際学術ワークショップ「秩序・統治・産業―近代東アジア政治・経済発展の文脈の再検証」が開催され、本学から玉置充子研究員(台湾研究センター)、長谷部茂研究員(同)、モロジャコフ・ワシーリー教授(国際日本文化研究所)、陳雲蓮研究員(同客員研究員。岡山大学講師)の4名が参加し、研究報告を行いました。

台北大学は台北近郊の新北市三峡にある国立大学で、台湾有数の広大な美しいキャンパスを誇ります。今回のワークショップは、本学台湾研究センターと台北大学海山学研究センターの共同研究計画(東芝国際交流財団助成)の一環であり、本センターが協賛しています。本学にとっては、2014年から続く「日露台共同台湾研究プロジェクト」の第3回国際シンポジウムとも位置づけられます。

ワークショップには台湾、日本、韓国、香港、中国、ロシアの研究者18人が報告者として参加し、2日間にわたり「植民統治(日本帝国)」「経済発展」「植民統治(大英帝国)」「インフラ建設」「公共財」「地方産業」の6部門で研究報告を行いました。テーマは、日本統治下の台湾、満州から、英国統治下の香港、日本の戦後復興、鉄道史の日独比較、台湾原住民の土地問題、地域振興産業まで多岐にわたり、ディシプリン、研究対象の異なる各国の研究者が一堂に会し、熱気あふれる非常に意義深いものとなりました。

来年度には内容を発展した形で国際シンポジウムが開催される予定で、本センター研究員も引き続き参加いたします。

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台北大学三峡キャンパス
ワークショップの模様