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『日本政治とカウンター・デモクラシー』岡田陽介(政経学部助教)共著 岩井奉信・岩崎正洋 編著

掲載日:2018年02月16日

日本政治とカウンター・デモクラシー

原発・安保法制・沖縄基地問題・憲法改正といった論点と、カウンター・デモクラシーをめぐる国内外の潮流やその担い手の動向を軸に、民主主義とは何かを改めて問いなおす。現在の日本においてみられる「国会内民主主義」と「国会外民主主義」の相克を多角的に描き、カウンター・デモクラシーの現在と今後の可能性を検討する。

目次

序 章 現代日本における議会制民主主義の限界[岩井奉信]
第1部 現代日本の政治過程
第1章 原発をめぐる3.11以後の政治過程[松浦淳介]
第2章 安保法制をめぐる政治過程[木下 健]
第3章 沖縄基地問題をめぐる政治過程[杉浦功一]
第4章 憲法改正をめぐる政治過程[柳瀬 昇]
第2部 カウンター・デモクラシーの諸側面
第5章 カウンター・デモクラシーの世界的潮流――代議制民主主義の補完か,民主主義そのものの危機か?[山本達也]
第6章 日本におけるカウンター・デモクラシーの展開[浅井直哉]
第7章 カウンター・デモクラシーの担い手[岡田陽介]
第8章 カウンター・デモクラシーと主権者教育[松田憲忠]
終 章 デモクラシーとカウンター・デモクラシーの間[岩崎正洋]

出版社

勁草書房

発行日

2017年11月20日

著者

2010年学習院大学大学院政治学研究科博士後期課程修了。博士(政治学)。
慶應義塾大学法学研究科助教、立教大学社会学部助教を経て、2017年4月より現職。
投票参加を中心とした投票行動研究に従事。著書として『政治的義務感と投票参加―有権者の社会関係資本と政治的エピソード記憶』木鐸社、2017年など。