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ノンフィクション作家の平野久美子先生らが講演しました

掲載日:2017年05月31日

桂太郎塾では度々、学外から著名な有識者・知識人を講師としてお招きしています。

5月20日(土)はノンフィクション作家で主にアジアの歴史、文化、日本との関わりをテーマに数多くの作品を世に送り出している平野久美子講師が 「東アジア国際関係とアイデンティティ:アジアの歌姫テレサ・テンから読み解く」と題して講演しました。 テレサ・テンと言えば「時の流れに身をまかせ」を始め、数々の名曲を残した「アジアの歌姫」として、 死去から20年以上が経過した今でも華人社会で絶大な人気を誇っています。

テレサ・テンと親交のあった平野講師は、代表作『テレサ・テンが見た夢:華人歌星伝説』(筑摩書房)を「教科書」に、香港、台湾、中国の激動の戦後史、 複雑に錯綜し合う東アジアの国際関係と対比しながら、台湾で生まれ、中国大陸から台湾に渡ってきた軍人を父に持ち、 2つの祖国に挟まれアイデンティティ・クライシスに陥った彼女の生涯を、エピソードを交えながら解説。 最後に「外に身を置くと自分のアイデンティティとは何かが見えてくる。ぜひ世界へ羽ばたいてほしい」と述べ、塾生にエールを送って下さいました。

27日(土)は塾長講話と題して森本敏総長が「東アジア情勢」について講演しました。 過去に例を見ない頻度で弾道ミサイルを発射する北朝鮮に対し、日本、そして国際社会はどう向き合うべきか。 イタリアにて開催されたG7タオルミーナ・サミットのポイントとは何か。 アメリカのトランプ政権の「ロシアゲート」疑惑は今後どうなるのか。最新情報を元に分かり易く説明しました。

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平野講師

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森本総長