『韓半島と越国(こしのくに)~なぜ渡来人は命がけで日本へやって来たのか~』小林 健彦(大学院言語教育研究科 客員教授 )著 | 大学 | ニュース一覧 | 拓殖大学

『韓半島と越国(こしのくに)~なぜ渡来人は命がけで日本へやって来たのか~』小林 健彦(大学院言語教育研究科 客員教授 )著

掲載日:2015年09月24日

『韓半島と越国(こしのくに)~なぜ渡来人は命がけで日本へやって来たのか~』概要 日本列島の中では、文献史資料(文字情報、文語資料)に依って確認を取ることが可能な、古墳時代以降の時期に限定してみても、隣接する韓半島との間では、数々の人的、物的な交流や交渉が行なわれ、そのことを以って日本(倭国)の政治的システム、及び、国家体系の構築、文化、技術水準の向上に貢献して来たと評価することができる。両者は物理的にも、又、精神的にも近しい関係を維持して来たのである。しかし、交流を深めて行く過程で、双方に於いては、白村江の戦い、刀伊の入寇、モンゴル襲来、倭寇の活動や応永の外寇、文禄・慶長の役、そして、日本が近代化して行く過程に於いて惹起した、日本の対外膨張の結果としての韓半島侵略等、といった(軍事的)侵攻の対象、被対象であった、という意味合いも決して小さくは無い。
本書は、そうした韓半島と、かつて、倭国の日本海側に存在した越国(こしのくに。ほぼ、現在の北陸地方と新潟県域とを合わせた地域)との関わり合いを基点として、順次、主要な指標となる出来事や、経緯を中心としながら、双方に依る交流、交渉形態の検証を試みたものである。

出版社 / 発行

ディー・エル・マーケット株式会社(DLMarket Inc) / 2015年9月8日

著者

大学院言語教育研究科 客員教授 小林 健彦 小林 健彦(こばやし たけひこ)
昭和37年(1962)生まれ。新潟県出身。中央大学文学部史学科国史学専攻卒業。学習院大学大学院人文科学研究科史学専攻博士後期課程満期退学。
現職は拓殖大学大学院言語教育研究科 客員教授、及び、新潟産業大学経済学部 准教授。専攻は日本語運用史、災害対処文化論、対外交渉史。
著作は『定本 上杉謙信』(共著書、高志書院、2000年)、『越後上杉氏と京都雑掌』戦国史研究叢書13(単著書、岩田書院、2015年)、『韓半島と越国(こしのくに) ~なぜ渡来人は命がけで日本へやって来たのか~』[Kindle版]〔単著書、BookSpace (2015/6/13)、販売:Amazon Services International, Inc. 〕(後に DLMarket Inc)、『災害対処の文化論シリーズ Ⅰ ~古代日本語に記録された自然災害と疾病~』[Kindle版]〔単著書、BookSpace(2015/7/1)、販売:Amazon Services International, Inc. 〕(後に DLMarket Inc)、『災害対処の文化論シリーズ Ⅱ ~室町~織豊期の地震災害と対処の文化~』[Kindle版]〔単著書、BookSpace(2015/7/17)、販売:Amazon Services International, Inc. 〕(後に DLMarket Inc)、『災害対処の文化論シリーズ Ⅲ ~新潟県域に於ける謎の災害~』〔単著書、販売:DLMarket Inc(2015/8/13)〕、等がある。