長期研修プログラム / 岩田 隆浩

ターニングポイント

プロフィール

岩田 隆浩 さん
外国語学部 中国語学科 2年
実践学園高等学校 出身

留学先

中国/北方工業大学

期間

2017年8月5日~2018年3月11日

研修参加の動機について

私は中国語学科への入学を決めた当初から長期間の留学へ行く計画を立てていました。実際中国語を学び始めると少しでも早く現地へ行き学びたいと考えるようになり、交換留学へ行きたい気持ちが次第に強くなりました。日々の努力により1年生の12月にHSK4級に合格しGPAも高い成績を取得することができました。しかし更に優秀な先輩が申し込みをすると聞いた私は、留学に行けないことを恐れ諦めてしまいました。次回の募集に申し込もうか悩んでいた時、兼ねてから相談をしていた担任の先生から長期留学を勧められ、行くことを決断しました。理由は2つあります。他の国の長期留学と比べると費用が安い。1つ目は、英語圏留学の半分以下のお金で留学が可能であるリーズナブルなプランであること。2つ目は長期間の留学プランの中では最も早い2年生の8月から研修が開始であること。留学へ行くタイミングは遅すぎることはあっても早すぎることはありません。最も早く現地での経験を積めるこのプログラムを私は推奨します。

北方工業大学の二人と

北方工業大学の二人と

日常生活について

留学来て最初にできた外国人の友達であるフランス人の友達たち

留学来て最初にできた外国人の友達である
フランス人の友達たち

授業後や休日は基本的に他の国の留学生や、中国人の人たちと過ごしていました。他の国の文化や歴史を知ることは私の視野を日中だけでなく、世界全体へと変えるきっかけになりました。特に中国の国技である卓球は交流の良い手段となりました。強い選手たちとやる機会があり、北方の学生を始め近所のおじさんや中には元国家チームの人もいました。私の知らない新しい戦術でプレーを組み立てる選手が多く大変勉強になりました。日々刺激を受け成長し、北方工業大学新入生大会で優勝することができ嬉しかったです。特に写真に写る彼らからは教科書には載っていない中国語のスラングを多く教えてもらい、休日も町へ遊びに行くことが多々ありました。また恋愛相談をされた時は本当に楽しかったです。旅行で上海、ハルビン等別の都市も訪れました。列車のチケットからホテルの予約までアプリ1つで出来てしまうことに驚きました。中国は国土がとても大きい国なので、都市によって環境、少し文化が違うので多くの都市へ訪れてほしいです。

研修を通して得たことと今後の学生生活への影響と進路について

今回の留学を通して中国という国を内側から知ることができました。日本のメディアでは中国のマイナスイメージが強い報道が多いです。実際に中国人と接してみると、寛容でフレンドリーな人がほとんどでした。中国人はマイペースで自由主体的に動くストレスの少ない人たちだと考えました。日本は接客やマナーでは世界でもトップクラスの水準を誇る反面、過度な気遣い、仕事によるストレスは計り知れません。中国では仕事中に携帯をいじり、客も店員に対して過度なサービスは求めない等ストレスを感じる機会が少ないことは羨ましいとも思いました。
また臆することなく人に話しかける積極性の重要性を学びました。留学当初は言葉がわからないため、他国の人に話しかけるハードルは高いです。完璧な文、発音で喋ることができず間違えることが恥ずかしい、伝わらないのが怖い、いきなり話しかけられると困るのではないか、かつて私もそう思っていました。しかし実際は簡単な単語を並べ、身振り手振りのみでコミュニケーションをとれてしまいます。逆に自分がカタコトな日本語で外国人に話しかけられた時、嫌な気持ちはするでしょうか?自分の国の言葉を学んでいることは誰もがうれしいと感じますし、きっと必死に耳を向けて聞いてくれます。帰国後は中国語を使ったボランティアを始め、将来学んだ中国語を使い海外で働ける人材になれるよう努めます。

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