交換留学 / 北田 龍成
中国天津での生活
プロフィール
北田 龍成 さん
国際学部 国際学科 4年
東京都立南多摩高等学校 出身
留学先
中国/天津外国語大学
期間
2017年2月22日~2018年2月21日
研修先の紹介
中国での日本との相違点は文化に始まり、気候、服装、そして考え方などありとあらゆる点が違うと言えます。さらにその広大な中国大陸の東西南北全ての都市、地域までもが生活文化に差異があります。今回私が行った天津市には実際に天津語という方言がありまして、中国語(標準語)とは発音、アクセントが微妙に違う言葉になります。この天津語は主に老人や世代の高い人たちが話す傾向があり、若い人たちは普段標準語を使用しています。当然私は標準語を勉強してきたので最初は何を言っているのか分からなかったのですが、ただ中国語に慣れていく過程で天津語も段々と聞き取れるようになっていきました。また中国人家庭にお邪魔をして一緒に食事をする機会があったのですがとても温かく迎えられ、食事も美味しく貴重な体験ができました。
一階ロビーにて
日常生活について
天津、川沿いの夜景
学生のほとんどは学生寮を借り生活をします。一部の学生は外で借りたりしていました。寮生活は一人暮らしかルームシェアかを選択することが出来、私は前期、後期ともにルームシェアを選択しました。ルームメイトは日本人以外の外国人と組まれ、一緒に生活をしていました。ルームメイトには自国のご飯を作ってくれたり、また一階にあるカフェでは他外国の留学生と交流したりなど中国に来ているのにも関わらず外国人との異文化交流がたくさん出来るというのも魅力の一つだと考えます。もちろん中国人学生との交流もしていました。買い物は近くにある駅前かもしくは少し離れた場所に歩行街があるのでよく出かけていました。また中国で流行っている淘宝网というネットショッピングアプリも利用していました。重い家具などを買いたい時に、運ぶ手間が省けるので便利です。移動手段には主に自転車、バス、地下鉄、タクシーを利用していました。特にバスはとても移動範囲が広く本数も多いので基本市内でどの地域にでも行くことができます。
研修を通して得たことと今後の学生生活への影響と進路について
私がこの留学生活で得たことは語学力以外に世界観や視野が広がったということです。中国ではネットショッピングが非常に流行っており、様々なものがネットで取引できるのです。身近なもので言ったら、衣類、食品、家具など、また電車の切符もネットから買えてしまいます。ケータイから会計も済ませることが出来ます。このようにネット社会から受ける生活の便利さは大きかったと感じます。留学に行く前は多少の知識は知っていたけれども、いざこのようなことを生で体験すると想像以上に便利だし、まったくイメージとはかけ離れていました。やはりどんなに知識や言葉で物事を知っていたとしても実際にその国へ足を運ばないと分からないことってたくさんあると思います。自分の知らなかったこと、または知っていることでもイメージとはだいぶ違うことということだってたくさんあるし、とても刺激を受けました。今後、就職活動では自己分析をさらに掘り下げ研究し、一年間で得た経験を活かし就職活動に臨みたいです。