短期研修プログラム / 原 実奈希
短期研修について
プロフィール
原 実奈希 さん
外国語学部 スペイン語学科 2年
長野県諏訪二葉高等学校 出身
留学先
スペイン/サラマンカ大学
期間
2016年2月28日~3月28日
学校生活について
サラマンカでの学校生活は、とても刺激的でした。私の授業は文法2時間、語彙1時間、コミュニケーション1時間という時間割でした。さまざまな国の人たちと同じクラスになり、いろんなお話ができることがとても楽しかったです。最初は自分からなかなか声をかけづらかったのですが、周りの方たちが積極的に声をかけてくれたのですぐに馴染めました。先生もいい方で、とても明るくて楽しい授業でした。毎日宿題が出ますが、授業は1時で終わるので午後に集中してやる時間は充分ありました。間違えても先生や周りの友達がやさしく教えてくれたので、気負わず発言ができる環境でとてもよかったです。また、休み時間にはみんなで旅行の話や趣味の話をしていました。授業で自分の国についてという内容をやった時は他の国の事を聞けて新鮮でした。
日常生活について
ホームステイ先ではホストマザーと2人暮らしでした。マンツーマンということもありとてもよくしていただきました。食事の時にはその日にあったこと、学校の授業のこと、テレビを見ながらニュースの話、旅行前は行くところのオススメを聞き帰ったらお土産話で盛り上がりとても楽しかったし、研修中で1番の会話の練習になったと思います。最初は言っていることを理解するのに時間がかかったり、理解できても言いたいことを言えないことがたくさんあったりととてももどかしかったです。辞書を片手にお話をしていましたが、会話が出来ることはとても嬉しかったです。また、もっともっと会話が出来るようになりたいと思うようになりました。
セゴビアのアルカサル
スペインの食事の時間は日本と違うのでなかなか慣れませんでした。朝ご飯は学校に行く前なので日本と変わりませんが、お昼ご飯は2時過ぎ、夕ご飯は9時過ぎと日本の感覚よりは遅いです。おなかがすいてしまうので、よく町に出てカフェに行きケーキなどたくさん食べました。サラマンカにはたくさんカフェやお店があるので、1か月でいろいろなお店に行くことができました。ホストマザーの料理も毎日とてもおいしかったです。いろいろな料理を作っていただいて、スペインオムレツやパエリヤなどスペインならではの料理もたくさん食べられたのでよかったです。
サラマンカの好きな風景
休日は毎週旅行をしました。自分たちで交通手段や宿泊の手配など1から計画した旅行は大変でしたが、とても楽しく充実した旅行になりました。また、大学が主催する遠足にも参加しました。こちらは引率の先生がカテドラルなどの歴史の説明をしてくださりました。聞き取りは大変でしたがリスニングの練習にもなったと思います。限られた時間でスペインの各地を巡って、少しですがそれぞれの文化や歴史の違いに触れられていい経験が出来ました。
たったの1か月間でしたが、とてもサラマンカを好きになりホストマザーとお別れするのがとてもさみしかったです。また機会があればサラマンカを訪れたいと思います。
研修を通して得たことと今後の学生生活への影響と進路について
今回の研修に参加して1番実感した事は、語彙力のなさでした。日本の授業では「日本語が通じる」という環境に甘えていたのだという事をとても自覚しました。初めて日本語が通じない状況に出てみて、会話は単語が分からなければ何も理解できないし、喋られない事に気付きました。こうした今回の研修で気づいた事を忘れずにこれからの勉強の仕方に生かしてモチベーションに繋げて行きたいと思います。