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「ムスリムディッシュ」講習会の実施について

掲載日:2018年03月14日

2013年より開催しています「ムスリムディッシュ講習会」も昨年度の7月開催に続き、今回で第7回をむかえ、 新たにグランエターナサービス(株) (B館学生食堂)の社員となられたコックの方を対象に3月12日(月)に 本学イスラーム研究所所長森伸生教授より「ムスリムディッシュ」とハラールに関する講習並びに調理状況の確認が実施されました。

「ムスリムディッシュ」とは、学生食堂のコックの方々はイスラーム教徒ではありませんが「ハラール(Halal)」 の基礎的な知識としての講習を受け可能な限りイスラームの教えに沿った対応をすることを心がけて調理をし、 イスラーム教徒(ムスリム)の皆さんが安心して食事ができるメニューです。

講習をする森 教授と受講する学生食堂のコックさん

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アラビア語で「合法的なもの(こと)」や「許されたもの(こと)」を意味する「ハラール(Halal)」、その対義語となる「ハラーム(Haram)」は「不法なもの(こと)」、「禁じられたもの(こと)」を指すなど基本的な意味やムスリムの方々が日々、口にする食べ物が「ハラール」であるということは、ムスリムにとっては単なる"食の安全"というだけでなく、アッラーへの信仰を日常の生活で体現するために大変重要なことであることなどハラール食材や調味料などについての講習を1時間程行われました。

ムスリムディッシュ専用の調理器具等を確認する森 教授

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調理状況を確認する森 教授

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学生の皆さんの宗教を確認することはありませんが、ムスリムの方々の7割はアジアに住んでおり、インドネシア共和国に2億人、マレーシア1,700万人、フィリピン共和国470万人、タイ王国400万人と言われ、本学ではこのような国々の他にもイラン・イスラム共和国、イエメン共和国、サウジアラビア王国、セネガル共和国、トルコ共和国、パキスタン・イスラム共和国などのイスラーム圏の学生が在籍しています。 今後も多くのイスラーム教徒(ムスリム)学生の方々に安心して食べて頂くと共に、 他の宗教である学生の皆さんにも「Halal (حلال)」という異文化への理解を深めていきたいと思います。

ハラール認証の食材と「ムスリム」と表示された専用調理器具

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調理されたムスリムディッシュを試食する森 教授と本学関係者

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試食用のムスリムディッシュ

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ハラール食材で使用した食器は、通常メニューで使用されたお皿、フォークなどと一緒に洗浄出来ませんので、ムスリムディッシュではテイクアウト用を使用しており、トレーはムスリムディッシュ専用の物を使用しています。

『ムスリディッシュ』について