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第10期が本格スタートしました

掲載日:2018年05月07日

今年度の桂太郎塾が本格スタートしました。

4月14日(土)は「歴史を学ぶことの意義」と題し、本学の渡辺利夫学事顧問が講義しました。渡辺学事顧問は「人間には反省したい、忘れたい過去がある。しかし、そんな過去を積み上げていけば今の自分さえも否定したくなってしまう。それは日本の歴史も同じ」と指摘。「劣等感は暴力的感情である。私たちの先人が築いてきた過去を、先入観を捨てて見詰め直し、肯定的に受け止めることが大切」と述べました。

さらに、この日の午後は毎年恒例となった国際学部の甲斐信好教授による「プレゼンテーション講座」も行われ、全塾生が輪になりながら、印象に残る自己紹介の仕方、そのポイントやコツを学びました。

4月28日(土)は元駐ベトナム・ベルギー特命全権大使の坂場三男講師をお招きし、「世界の中の日本」をテーマにお話しいただきました。坂場講師は「日本の中にいると、自分たちが世界からどう見られているかが分からない。それに、日本人は、その民族性、精神性から自己を卑下する傾向にある。しかし、日本に対する国際的評価は極めて高い」と指摘した上で、具体的なデータを用いながら解説。「明治維新から今日までの近現代史を繙くと、約75年周期で日本は大きな転換期を迎えている。いよいよ3度目の75年周期を目前に控えている。今こそ日本が目指すべき未来像を描くべき時である」と述べました。

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渡辺学事顧問

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坂場講師