八王子留学生寮秋季防災訓練を実施しました

掲載日:2018年10月11日

10月6日(土)、八王子留学生寮で秋季防災訓練を実施しました。八王子留学生寮では毎年春と秋の2回、寮生の入れ替え時期にあわせて防災訓練を行っています。今回の寮生参加者は65名でした。

訓練内容は春季と同様、地震と火災を想定した訓練で、八王子国際課進行の下、火災警報器発報と同時に机の下に避難するシェイクアウト訓練で始まり、寮の外(駐車場)への避難訓練、消火器の扱い方、AED学習会と進行しました。
なお、当日の訓練は、八王子消防署浅川出張所から所員4名に指導で来て頂きました。消火器の扱い方とAED学習会では株式会社ミナカミに協力いただきました。

八王子消防署浅川出張所の総評では、下記の点を指摘いただきました。
・避難時には、ガラスなどが散乱していることを十分考慮しサンダルやスリッパではなく底の厚いスニーカーやブーツを履くこと。
・初期消火は、皆に知らせる人や119番通報・避難誘導する人など普段から役割分担を決めておくこと。
・消火器の扱い方では、燃え上がる炎に向かって放射するのではなく、火元に向かって放射すること。

また、東京消防庁救急車の1日搬送件数は平均3千件を超え、消防車が来るまでに時間が掛かることもあり得ます。そこで訓練を受けた人たちによる救命の連鎖(チェーンサバイバル)で命を繋いで行こうという取り組みを行っているとのお話もありました。そのためにも寮で行う訓練だけでなく、それ以外にも市で実施する訓練などに積極的に参加して欲しいとのお話がありました。

AED学習会では、寮生から消防署員に「心臓マッサージ中に倒れている方が亡くなったらどうしますか」や「赤ちゃんや小さい子供の心臓マッサージはどの位の力で行いますか」などの質問も積極的に出されました。浅川出張所員からも「日本人の学生以上に一所懸命に取り組んでくれた」とのお言葉も頂けました。

八王子国際課からは、次回の訓練では寮室からの避難訓練を行い、実際の災害に近い想定で訓練していきたいとの連絡もあり、更に実践にあった訓練にしていきたいと思います。
※当日は、火災警報器発報と同時に守衛の緊急時訓練も併せて実施しました。

シェイクアウト訓練

シェイクアウト訓練

寮駐車場への避難

寮駐車場への避難

頭を守って安全を確認しながら避難

頭を守って安全を確認しながら避難

駐車場で各階点呼(安否確認)

駐車場で各階点呼(安否確認)

消防署員による消火器の扱い方説明

消防署員による消火器の扱い方説明

水消火器による消火訓練

水消火器による消火訓練

消防署員によるAED使用方法説明

消防署員によるAED使用方法説明

寮生全員がAED使用の流れを体験

寮生全員がAED使用の流れを体験

協力:八王子消防署浅川出張所、八王子学務課、株式会社ミナカミ、株式会社東洋ジービー