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桂太郎塾 学外講師などによる講義が行われました

掲載日:2018年12月17日

桂太郎塾では毎回、学内外の有識者・知識人による講義を行っています。

11月24日(土)は本学イスラーム研究所長の森伸生教授が「イスラームの理解を求めて:イスラームの教義とイスラーム信徒の生活から」と題し、お話しました。森教授はイスラームの聖地であるマッカ巡礼を2度も果たした台湾協会学校第1期生の田中逸平を源流とする本学とイスラームとの関わり、イスラームの歴史や行動原理、シャリーアの規範などについて分かり易く解説した上で、「中東のイスラーム諸国の人々は日本に対して親近感、期待感を持っている。私たちは誤った情報に流されることなくイスラームについて正しく理解すべき」と述べました。

12月8日(土)は政治ジャーナリストで作詞家、小説家でもある田勢康弘講師が「いま西郷を考える」をテーマに講演しました。「西郷隆盛の追っかけ」を自認する田勢講師は、まず「命もいらず名もいらず」で有名な西郷が語った言葉が集録された「西郷南洲遺訓」を紹介。リーダーとしてのあるべき姿を説き、「西郷は名誉欲、金銭欲といった欲のない人物だったが、大変な勉強家で知識欲は豊富だった」と指摘し「現代の政財界のリーダーには西郷と同じ生き方はできないだろう。だからこそ、桂太郎塾の皆様には西郷に少しでも近づけるように学んでほしい」とエールを送りました。

15日(土)は元自民党政務調査会審議役の田村重信講師をお招きして「憲法と安全保障」と題して、お話いただきました。田村講師による講演は今回で10回目となります。田村講師は第9条を中心に憲法改正のポイントを分かり易く解説。「今の憲法は1度も改正されていない。そのため明らかな矛盾も生じている。憲法は道具。私たちの幸福を追求していく手段として、自由に使えるようにするためには改正が必要」と述べ、さらに本学卒業生として、後輩に向け「『脱皮できない蛇は滅びる』と言われる。常に先を見て時代を切り開いていく覚悟、気概を持ってほしい」と、力強いメッセージをいただきました。

森所長

森所長

田勢講師

田勢講師

田村講師

田村講師