八王子留学生寮防災訓練を実施しました

掲載日:2019年05月08日

毎年、八王子留学寮では春と秋の年2回、新入生の入寮時期に併せて防災訓練を実施しています。

今年の春季防災訓練は4月27日(土)に実施しました。男子22名、女子42名の合計64名の寮生が訓練に参加しました。
八王子消防署浅川出張所から署員4名にお越し頂き、消火器の使い方や負傷者の車椅子への搬送方法、応急処置・蘇生法についてボディーランゲージを交えてわかり易く丁寧に指導して頂きました。

訓練は、9時31分に1階厨房からの出火を想定し警報ベルが鳴動し、寮母さんがインターフォンで寮室に駐車場への避難を呼び掛けるところから始まりました。寮室から駐車場へ避難し、人数報告までに要した時間は約8分でした。
その後、八王子国際課宇佐美主任からここまでの注意と寮室での初動対応についてポイントとなる行動を実際に動作を入れて見本を示しました。

引き続き消防署員から消火器の取り扱い方、火災が起きたら消火器を使う前に①火災の発生を大声で知らせる、②119番への通報、③自分の身長より火種が大きいときや天井まで達したときは避難を優先させるとの指導がありました。
説明後、水消火器による初期消火訓練を寮生全員と管理人、舎監の前山先生が体験しました。

駐車場での消火訓練終了後、館内に戻り多目的ホールで負傷者を車椅子に移す方法、AEDの体験を行いました。寮生からは「口から血が出ている人への人口呼吸はどうするか?」や「強く心臓マッサージをすることで肋骨が折れたりしないか?」「怪我や血が出ている人達へもAEDや心臓マッサージをするのか?」といった経験からの質問もありました。

新入寮生にとっても日本で暮らす上で自分や友人達の命を守るために大切なことを知る良い機会になったと思います。
当日は、地震・火災を想定した守衛対象の「火報による報告、現場確認、通報、消防車両の入構準備」等の実地訓練も併せて行いました。

協力:八王子消防署浅川出張所、(株)ミナカミ(学内消防設備管理会社)、(株)サンワ(本学防災コンサルタント)、(株)東洋ジービー(建物管理会社)、八王子総務課、守衛室

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①寮内から駐車場へ避難

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②八王子国際課から各室での初動対応実演

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③水消火器による消火訓練

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④負傷者の車椅子への搬送

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⑤AED使用について身振りを交えて説明

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⑥参加者全員によるAED体験