第11期が本格スタートしました

掲載日:2019年05月17日

今年度の桂太郎塾が本格スタートしました。

4月20日(土)は、元駐タイ・パキスタン特命全権大使の小島誠二講師が「国際社会において日本はどのような役割を果たすことができるか」と題して講演しました。小島講師は「グローバル人材を目指すには人間力、コミュニケーション力が必要。これらは天性のものはない。全て自らの努力によって習得できる。同時に世界の動向に常に目を配ることが重要」と指摘。さらに「語学力を高めるため、例えば洋書、特に伝記を読むことを勧める。そこには日本人では思いつかないようなユニークな表現に出会うことがある。それによって知性が磨かれる」と述べました。

5月11日(土)は、カンボジア在住で現地にて日本語のフリーペーパー『プノン』を発行する元朝日新聞マニラ支局長の木村文講師をお招きし、「海外で暮らすということ」をテーマにお話しいただきました。木村講師はカンボジアの概要に加え「カンボジアは大の親日国。東日本大震災の時は義援金だけでなく約60人の僧侶による犠牲者追悼の法要が開かれた。500リエル紙幣には日本の支援で架けられた2つの橋と『日の丸』の絵が描かれている」と、日本との関係について分かり易く解説。その上で「海外で暮らす、海外と関わっていく上で大切なことは、異質なものを受け入れる寛容さ、大らかさである」と語りました。

桂太郎塾では講義と並行して、集団討論や論文発表、ディベートもゼミナールで行っています。

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小島講師

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木村講師

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4月27日(土)に行われたディベート演習