各界・各分野の有識者を講師に招いて

掲載日:2019年06月03日

桂太郎塾では毎週土曜日の午前中に学内外講師による講義を行っています。

5月18日(土)は元自民党政務調査会審議役の田村重信講師をお招きして「憲法と安全保障」と題して、お話いただきました。田村講師の講義は桂太郎塾発足以来、今回で11回目となります。田村講師は日本国憲法の欠陥や矛盾を分かり易く解説。ドイツの哲学者であるニーチェの「脱皮できない蛇は滅びる」との言葉を引用し、「今の憲法は70年以上も前に制定されたものであり、この間、当時は予想もしていなかった様々な事態が起き、違憲の疑いがある箇所も出てきている。国際環境、安全保障環境の変化に順応しなければ日本は生き残れない」と指摘しました。

25日(土)は株式会社アール・エフ・ラジオ日本代表取締役会長の田畑善朗講師が「志を持って生きよ」をテーマに講演しました。田畑講師は、これまでの歩みをユーモアたっぷりの語り口でお話され、「人生には縁と運がある。縁を大切にすれば、それが運に変わる」と強調。「本音で語れる、悩みを打ち明けられる友人も必要だが、それ以上に耳の痛い手厳しい注意・忠告をしてくれる、常に自分を応援してくれる『人生の伴走者』を持とう」と語りました。

6月1日(土)は渡辺利夫学事顧問が「台湾に生きた明治日本人の精神」と題し、お話しました。渡辺学事顧問は、日本が統治していた頃の戦前の台湾において活躍した農学者の磯永吉と土木技師の八田與一を例に、「当時の日本人は公に生きることを生き甲斐としていた」と指摘。「私よりも公、利己的ではなく利他的に。世のため人のために生きることに喜びを感じることで真の幸福が享受できる」と述べました。

画像

田村講師

画像

田畑講師

画像

渡辺学事顧問