学内外講師による講義を行いました

掲載日:2019年11月25日

桂太郎塾では毎週土曜日の午前中に学内外講師による講義を行っています。

10月26日(土)は政経学部の井上治学部長が「拓殖大学とインドネシア」をテーマにお話ししました。拓殖大学とインドネシアは歴史的にも深い関りがあります。井上学部長は「拓殖大学は日本の高等教育機関の中で初めてマレー語教育を始めた」と指摘。日本軍政下のインドネシアでPETA(郷土防衛義勇軍)の設立に努めた本学卒業生の柳川宗成の功労や、戦後、インドネシアからの賠償留学生・研修生として本学に学んだ人々の活躍ぶりなどを紹介しました。

11月2日(土)は元駐仙台韓国総領事の梁桂和講師が「日韓関係の未来と展望」と題して講義しました。外交官として11年もの長きに亘って日本に滞在したという梁講師は、これまで取り組んできた日韓交流事業について述べた上で、今日の悪化する日韓関係に関し「退職しても日本への愛情は変わらない。良好な日韓関係を作るには、私たち自身が『主人公』になったつもりで、『日韓関係を良くしていこう』という気持ちを持つことが大切」と語りました。

16日(土)は「拓殖大学と私:リーダーとはどうあるべきか」と題し、本学卒業生で株式会社戸髙鉱業社代表取締役会長の戸髙有基理事がお話しました。「学生の頃、授業時間以外は図書館に籠って全ての新聞に目を通し、様々な社会問題について友人たちと自由闊達に議論し合った」という戸髙理事。「組織のトップは、仕える人間を信頼しなければならない。『黙ってついてこい』ではなく、次のリーダーを育てようとする意識を持つことが重要」とした上で「世の中は人間関係で動いている。人から頼られる、慕われる人間になるためには人格を磨かなければならない」と述べました。

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井上政経学部長

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梁講師

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戸髙理事