海外研修で台湾を訪問しました

掲載日:2020年02月10日

2月3日(月)から6日(木)まで桂太郎塾の海外研修が行われ、台湾を訪問しました。台北松山空港に到着した一行は、まず日本の対台湾窓口である公益財団法人日本台湾交流協会台北事務所を訪問。泉裕泰代表(前駐バングラデシュ日本大使)よりレクチャーを受けました。

4日(火)は提携校である東呉大学を訪問しました。長期研修中の本学学部生6人も合流し、日本語を学ぶ生徒たちとの交流を深めました。その後、本学学友会台湾連合会の張進港会長、唐松章名誉会長、劉信誠台北支部長との昼食会が開かれ、楽しい一時を過ごしました。

5日(水)は台湾在住の桂太郎塾卒塾生3人も合流し、本学ともゆかりのある西郷菊次郎が日本統治下の台湾において初代庁長を務めた宜蘭県へ足を延ばしました。宜蘭設治記念館(旧宜蘭庁長官舎)では御年92歳の郷土史家・李英茂先生に、菊次郎の事績について語っていただき、その後、治水事業に取り組んだ菊次郎を讃える西郷庁憲徳政碑を見学しました。

この間、九フン(人偏に分)、故宮博物院、国立台湾博物館、中正紀念堂といった観光地だけでなく、宜蘭県冬山郷太和村にある日本人を守護神として祀る土地公廟、「二二八事件」の悲劇を後世に伝える台北二二八紀念館、台湾の民主化運動家・鄭南榕が自害した現場でもある鄭南榕紀念館といった通常の観光旅行では行かないような場所にも赴きました。

台湾協会学校を源流とする本学にとって台湾はアイデンティティの源でもあります。今回の海外研修では建学の理念を再確認すると同時に私たちの先人の残した足跡を辿ることができ、大変実りあるものとなりました。

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公益財団法人日本台湾交流協会台北事務所の泉代表

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本学学友会台湾連合会役員の皆様

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李英茂先生

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西郷庁憲徳政碑を見学

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九フンへ

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小籠包をいただきました