タフスィール公開研究会が開催されました

掲載日:2025年12月22日

12月20日(土)、イスラーム研究所主催による、今年度最後となる第5回タフスィール公開研究会が開催されました。今回は、同志社大学名誉教授・イスラーム研究所客員教授の四戸潤弥先生を講師に迎え、クルアーン(コーラン)第33章「部族連合章」第56節から第73節までについてご講演いただきました。

本発表では、預言者ムハンマドとその家族の尊厳を守るための諸規範が、イスラーム法の中でどのように位置づけられているのかが解説されました。預言者や信者を傷つける行為への戒め、ヒジャーブによる純潔の保護、不信や偽善への警告、敬虔な言動の重要性などを通じて、信仰共同体の道徳秩序がどのように形成されてきたのかが、預言者時代の事例を交えて示されました。

当日は、多くの参加者が真剣に耳を傾け、理解を深める機会となりました。

イスラーム研究所では、日本語訳クルアーンのテキストを用いた分かりやすい解説(タフスィール)を通じて、正しいイスラームの知識を広く伝えることを目的としています。来年度も同様の研究会の開催を予定しておりますので、ご関心のある方のご参加をお待ちしております。

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四戸先生の発表様子

問い合わせ
研究支援課(文京キャンパス)
TEL 03-3947-7595