ヤンゴン外国語大学との共催で日本語教育オンラインセミナーを開催しました

掲載日:2023年09月21日

9月2日(土曜日)、拓殖大学日本語教育研究所とヤンゴン外国語大学日本語学科との共催による日本語教育オンラインセミナーが開催されました。ヤンゴン外国語大学は、ミャンマーの首都ヤンゴンにある国立の外国語大学で、日本語教育研究所はこれまで2回、現地において同大学の日本語学科の教員を対象に日本語教育セミナーを行っています。2020年度以降はコロナ禍で中止されていましたが、今年度オンラインで再開されました。

今回のオンランセミナーでは、本学別科日本語教育課程の中野二郎講師が「スピーチにつながる発音練習:視覚情報、身体運動を利用して」というテーマで講習を行い、ヤンゴン外国語大学日本語学科のサンサンヌ学科長をはじめ11人の日本語教員が参加しました。セミナーの参加者からは、「先生の説明がわかりやすかった」、「発音指導について知らなかったことを学ぶことができた」「自分の授業にも取り入れたい」といった感想が寄せられました。

国際交流基金の2021年の調査によると、ミャンマー国内の日本語学習者は約19,000人で、国内情勢や新型コロナの影響により前回2018年調査から5割近く減少しており、今後の回復が俟たれます。国立の外国語大学としてミャンマーの日本語人材の養成を担うヤンゴン外国語大学の日本語学科を支援することは、同国の日本語教育の発展はもちろん、本学とミャンマーとの国際交流にとっても大きな意義があります。今後も同様のセミナーを実施し、ミャンマーの日本語教育の発展に少しでも貢献できればと思います。

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