日本語研修プログラム長期研修 プロジェクトワーク発表会を行いました

掲載日:2026年07月30日

例年、日本語教育研究所が行っている「日本語研修プログラム長期研修」(受入学部:国際学部)では、日本語学習の一環としてプロジェクトワークを行っています。2026年度前期も台湾・東呉大学からの8名の研修生が、日本文化に関する調査や台湾と日本との比較など、それぞれのテーマに取り組みました。その成果は報告書としてまとめると同時に、7月13日には日本語学習の総まとめとして発表会を行いました。

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コウハクエンさん

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リハクセンさん

音楽に詳しいコウハクエンさんは、「4563進行」というコード進行について、J-popの楽曲を参照しながら分かりやすく発表しました。以下は、コウさんによるプロジェクトワークの感想です。

 長期研修の前半(2025後期)と後半(2026前期)のプロジェクトワークで、私はどちらも音楽をテーマに選びました。日本語で音楽理論を独学している私にとって、自分の情熱や興味を日本語で表現することは、楽しくて簡単なことになるだろうと考えていました。しかし、実際の制作過程で最も難しかったのは、自分の知識を分かりやすく伝えることでした。先学期のプレゼンテーションは、難しすぎただけでなく、時間もオーバーしてしまいました。内容を整理し、簡潔に伝えることが一番重要な課題でした。
 今学期のプロジェクトワークでも、当初は同じような状況がありました。発表したい内容が予定されているプレゼンテーションの制限時間内に収まらなかったのです。しかし、先学期の経験のおかげで、内容を修正するスキルが格段に向上したことに加え、早めにプレゼンテーションの準備を始めたことで、内容をより明確に提示することができました。こうしたスキルは、今回のプロジェクトワークで得られた最大の収穫だと考えています。

研修生グループのリーダーを務めたリハクセンさんは、「日本と台湾の若者は今の社会についてどう思うのか」というテーマで、自ら実施したアンケート調査の結果を踏まえて発表しました。以下は、リさんによる感想です。

 プロジェクトワーク(以下、PW)という授業は、私にとってまさに将来卒業論文を書くためのウォーミングアップでした。今回のPWでは「現代の若者と社会」というテーマを選びました。日本に来て約1年、自分自身があまり社会に関心を寄せていないと自覚することがありました。これをきっかけに、周りの人たちがどのような視点で社会を見ているのかを調査したいと考えました。
 先学期のPWは「日本のネット文化」という自分の趣味に合わせたテーマでしたので、資料の取集については特に難しいことがありませんでした。しかし今回は「ちょっとだけ真面目」なテーマだったので、指導教員と相談しながら本を読み、台湾人と日本人向けのアンケートを作ってデータを集めました。日本人の回答サンプルが少なかった点はやや残念でしたが、結果としては満足のいく内容になりました。
 この授業では、ただ「日本語をどう使うか」ということだけでなく、「物事をどのような視点から見るか」ということが一番な重要なポイントだと感じました。
 PWでの成果を始め、この研修期間に得た糧をこれからどう活用していくか、未だ分かりませんが、自分にとってかけがえのない思い出になることは確信しています。「長期研修」という機会に巡り合えたことを、心から感謝しています。

8名の研修生には、拓殖大学での学びを帰国後の学生生活に大いに活かしていってくれることを期待しています。