2023年度第3回所内研究会を開催しました

掲載日:2023年07月28日

7月27日(木)、文京キャンパスA館3階第3会議室において、国際日本文化研究所の今年度第3回所内研究会が行われました。

今回は国際日本文化研究所の伏見岳人客員研究員(東北大学大学院法学研究科教授)が「震災復興から台湾開発へ:松木幹一郎の資料より」と題し報告、続いて長谷部茂教授による討論がありました。松木幹一郎は1923年9月から帝都復興院総裁の後藤新平(本学第3代学長)の下で副総裁を務め、その後、台湾電力株式会社社長に就任し、日月潭に水力発電施設を完成させたことから台湾では「台湾電力の父」と呼ばれるほど尊敬を集めています。伏見客員研究員は新たに発見された書簡を始めとする松木に関する資料を紹介しながら、後藤と二人三脚で取り組んだ関東大震災後の帝都復興事業、さらに台湾における電力事業の内容について解説しました。

報告後は、報告者と参加者との間でディスカッションを行い、大いに盛り上がりました。

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