シンポジウム「没後110年 桂太郎とその精神」を開催しました

掲載日:2023年10月12日

本学創立者・桂太郎公のご命日を3日後に控えた10月7日(土)、文京キャンパスにおいて国際日本文化研究所シンポジウム「没後110年 桂太郎とその精神」が開催されました。今年は、ちょうど没後110年となります。
シンポジウムでは、元学長・総長の渡辺利夫顧問、人文科学研究所所長の田野武夫政経学部教授、大学院地方政治行政研究科長の澤田次郎政経学部教授がパネリストを、国際日本文化研究所所長の丹羽文生政経学部教授がモデレーターを務めました。最初に渡辺顧問が、台湾開発という世紀の大事業を完遂するための人材養成に当たった教育者としての桂公について、次いで田野教授が、桂公の留学先であるドイツにおいて自ら発掘した関連資料を用いながらドイツにとっての桂公の重要性について、続いて澤田教授が、桂公の歩みを説明した上で外交スタンスや政治手法を中心に政治家としての桂公について報告しました。
パネルディスカッションでは、「桂太郎の時代」と現代との比較にまで話題が及び、参加者からも「今日における日本の安全保障環境は様々な不安定要因が顕在化しているが、桂公だったらこの難局をどう乗り切ると思うか」などの質問が出ました。
今回のシンポジウムは、一般の方々向けのものでしたが、当日は多くの学部生・大学院生・卒業生、さらには教職員の皆様にもご参加いただきました。

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