2023年度第4回所内研究会を開催しました

掲載日:2023年10月24日

10月23日(月)、文京キャンパスC館5階C504教室において、国際日本文化研究所の今年度第4回所内研究会が行われました。

第1部は国際日本文化研究所の浜口裕子客員教授(本学名誉教授)が「満洲国の対日留学生の戦前から戦後:人の流れと東アジア国際関係」と題し報告、続いて政経学部の澤田次郎教授が討論を行いました。浜口客員教授は満洲国の対日留学生を中心に戦前から戦後の日中関係史を辿りながら、日本の留学生政策・方針、対日留学生の満州国・日本・中国政府それぞれの彼らに対する期待などについて解説しました。

第2部は国際日本文化研究所の長谷部茂教授が「永田秀次郎研究序説」をテーマに報告、次いで平崎真右客員研究員による討論がありました。長谷部教授は東京市長や本学第4代学長を歴任、俳人でもあった永田秀次郎の生涯を「振る舞いの挿話」と「言葉やその論理」の切り口から紹介し、長らく仕えた後藤新平との比較についても言及しました。

報告後は、報告者と参加者との質疑応答が行われ、大いに盛り上がりました。

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