2023年度第6回所内研究会を開催しました

掲載日:2024年02月28日

2月26日(月)、文京キャンパスC館5階C504教室において、国際日本文化研究所の今年度第6回所内研究会が行われました。
第1部はインド太平洋戦略研究センターの田中学客員フェローが「戦後日本政治と安岡正篤」と題し報告、続いて国際日本文化研究所の小枝義人客員教授が討論を行いました。田中客員フェローは、「歴代首相の指南役」と言われた陽明学者の安岡正篤の思想・哲学と政治的影響力について解説、さらに拓殖大学の教壇にも立ったことから、本学との精神的な関わりにまで言及しました。
第2部は国際日本文化研究所のペマ・ギャルポ客員教授が「チベットとチベット人にとってのダライ・ラマ法王とは」をテーマに報告、次いで国際日本文化研究所長で政経学部の丹羽文生教授による討論がありました。チベット生まれでダライ・ラマ法王アジア・太平洋地区担当代表も歴任したペマ客員教授は、チベット仏教の歴史・教義、チベットと中国との関係、さらに「ダライ・ラマ制度」についても自らの体験談を交えながら分かり易く紹介しました。
報告後は、報告者と参加者との間で討論が行われ、非常に有意義なものとなりました。

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ペマ・ギャルポ客員教授

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田中学客員フェロー