シンポジウム「日露戦争とは何だったのか:開戦120年に問う」を開催しました

掲載日:2024年07月04日

6月29日(土)、文京キャンパスにおいて国際日本文化研究所シンポジウム「日露戦争とは何だったのか:開戦120年に問う」が開催されました。
シンポジウムでは、大学院地方政治行政研究科長の澤田次郎政経学部教授、海外事情研究所の名越健郎客員教授、国際日本文化研究所の平崎真右助教がパネリストを、国際日本文化研究所所長の丹羽文生政経学部教授がモデレーターを務めました。
最初に澤田教授が、当時、日本陸軍におけるインテリジェンスの中核を担った陸軍大将の福島安正による単騎シベリア横断について、次いで名越客員教授が、日露戦争時の首相であった本学学祖・桂太郎公を中心に日露戦争の現代的意義について、続いて平崎助教が、日露戦争の際に「特別任務班」の一員として敵陣潜入を試みるも失敗し殉職した本学の源流である台湾協会学校に学んだ脇光三について報告しました。
パネルディスカッションでは、帝政ロシアと「プーチンのロシア」との比較、脇以外に日露戦争に従軍して殉職した卒業生のことにまで話題が及び、参加者からは「今のロシアでは歴史教科書などで日露戦争についてどのように扱われているのか」など、たくさんの質問が出ました。
今回のシンポジウムは、一般向けのものでしたが、当日は学部生・大学院生・卒業生、さらには教職員の皆様を含め約80人もの方々にご参加いただきました。

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問い合わせ
研究支援課(文京キャンパス)
TEL 03-3947-7597