2024年度第2回所内研究会を開催しました
掲載日:2024年07月23日
7月22日(月)、文京キャンパスC館5階C502教室において、国際日本文化研究所の今年度第2回所内研究会が行われました。
第1部は国際日本文化研究所の小枝義人客員教授が「自民党結党70年を前に:その栄枯盛衰と今後」と題し報告、続いて国際日本文化研究所長で政経学部の丹羽文生教授が討論を行いました。報告で小枝客員教授は、ジャーナリストとして長年に亘って自民党を取材してきた立場から、55年体制時代、1990年代の政界再編期、2000年代以降の清和会支配時代の特徴を上げ、一時期を除き、政権与党の座を維持し続けている理由について解説しました。
第2部は国際日本文化研究所の長谷部茂教授が「拓殖大学第10代総長・矢部貞治の大学教育論」をテーマに報告、続いて国際日本文化研究所の平崎真右による討論がありました。長谷部教授は、日本における政治学の権威で、本学の「中興の祖」と評される矢部貞治が、総長として取り組んだ経営刷新・教育改革について、彼の思想・精神の切り口から論じました。
報告後は、参加者との間で非常に活発な議論が交わされ、有意義なものとなりました。
小枝義人客員教授
長谷部茂教授