2024年度 第3回所内研究会を開催しました

掲載日:2024年09月21日

9月17日(火)、文京キャンパスC館5階C502教室において、国際日本文化研究所の今年度第3回所内研究会が行われました。
第1部は海外事情研究所の梅田皓士助教が「尹錫悦政権と日韓関係」をテーマに報告、次いで国際日本文化研究所長で政経学部の丹羽文生教授による討論がありました。梅田助教は「史上最悪」と呼ばれた尹政権以前の日韓関係、尹大統領の対日観や日本との関わり、安全保障協力を始めとする尹政権下における日韓間の関係改善に向けた取り組みについて、現地調査の成果をベースに説明しました。
第2部はインド太平洋戦略研究センターの田中学客員フェローが「安岡正篤と陽明学」と題し報告、続いて国際日本文化研究所の平崎真右助教が討論を行いました。安岡正篤は、歴代首相や多くの財界人に師と仰がれた思想家で、かつて本学の教壇に立ったこともある人物です。田中客員フェローは、「陽明学者」としての安岡正篤の評価、日本における陽明学の発展過程・系譜について解説しました。
報告後は、報告者と参加者との間でディスカッションを行い、大いに盛り上がりました。

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田中学客員フェロー

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梅田皓士助教