2025年度第1回所内研究会を開催しました
掲載日:2025年05月28日
5月27日(火)、文京キャンパスC館5階C505教室において、国際日本文化研究所の今年度第1回所内研究会が行われました。冒頭、新たな所長に就任した鈴木昭一学長から今後の研究所運営に関する方針について説明がありました。
続いて、政経学部の高宮秀典助教が「『参議院による多元的民意の反映:政治改革の補正と阻害』(東京大学出版会、2025年)を著して」と題し報告、続いて同じく政経学部の丹羽文生教授が討論を行いました。高宮助教は、まず文明論の切り口から先人の第二院に関する見解を示し、その上で、今年2月に出版した新著の内容について紹介。参議院の特長として、シニア性、専門性、さらに地方議員からの転身組が多いことによる土着性の3点を挙げ、その存在意味や価値について論じました。
間もなく3年に1度の参議院議員選挙が行われることもあり、参加者の関心も高く、報告後は予定時間を大幅に超過するほど活発な議論が交わされました。
高宮 秀典助教