2025年度第4回所内研究会を開催しました

掲載日:2025年12月09日

12月1日(月)、文京キャンパスC館C302教室において、国際日本文化研究所の今年度第4回所内研究会が行われました。今回は国際日本文化研究所の小枝義人客員教授が「高市内閣の課題と展望:現場視点での私的観察」と題し報告、続いて政経学部の丹羽文生教授による討論がありました。

小枝客員教授は、歴代首相を始め、長年に亘り多くの政治家を取材してきた政治ジャーナリストでもあり、報告では昭和後期の日本政治史と対比しながら、現在の政治情勢、高市早苗内閣が抱える政策課題についてユーモアを交えて解説。「私淑していた池田勇人元首相の政務秘書官で政治評論家の伊藤昌哉氏は、『首相の仕事とは、雨が降っても、風が吹いても、日本に起こったこと全部の責任を取ること。森羅万象、責任は全て首相にある』と語っていた。その責任を『重圧』と感じるか、『充実』と感じるかによって、政権の行方は大きく変わってくる」と指摘しました。

ホットなテーマだけに、報告後は参加者との間で非常に活発な議論が交わされ、有意義なものとなりました。

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小枝客員教授