シンポジウム「激動する東アジア情勢と日本の安全保障」を開催しました

掲載日:2024年03月28日

ロシアによるウクライナ侵攻が長期化する中、2024325日(月)に海外事情研究所の主催でシンポジウム「激動する東アジア情勢と日本の安全保障-台湾海峡と朝鮮半島の動揺-」を開催しました。
今回のシンポジウムでは、司会に森本敏本学顧問・元防衛大臣、パネリストに佐藤丙午海外事情研究所所長、門間理良海外事情研究所教授、梅田皓士海外事情研究所助教の顔ぶれで実施しました。
はじめに、台湾情勢について、門間理良教授から解説があり、総統選挙後の台湾政治、両岸関係の他に台湾有事について言及がありました。そして、森本敏顧問の台湾有事に関する問題提起を受けて各パネリストが自身の関心分野などを踏まえながら、台湾有事のシナリオについて言及がありました。その後、来場者からの質問の時間となりました。
続いて朝鮮半島情勢、米国情勢に内容を切り替え、梅田皓士助教から朝鮮半島情勢について韓国の国会議員選挙、北朝鮮をめぐる動きについて発言があり、その後、佐藤丙午所長より米国情勢について解説があり、米国大統領選挙をめぐる動きの他「もしトラ」の場合、起こりえる米国の動きについて言及がありました。そして、森本敏顧問からの問題提起に各パネリストが答える形で進行し、最後に再度、来場者からの質問を受け、登壇者が丁寧に回答しました。
最後に、司会の森本敏顧問より現在の世界や日本がおかれた危機的な状況について、発言があり、多くの来場者がその思いに共感している様子でした。
今回のシンポジウムも、今年度から始めた夜間(1830分~2030分)の開催でしたが、雨の降る中、多くの方にご参加頂きました。

海外事情研究所では、これまで、シンポジウム以外にも国際講座、機関誌『海外事情』などで研究成果の発表をしています。また、2024年度から新たに夜間開講の「海研ゼミ」も始まります。引き続き、海外事情研究所の研究成果を発信する機会を増やしていきます。情報は随時、拓殖大学のホームページ他、海外事情研究所のホームページ(https://www.takushoku-kaiken.net/)でもお知らせしています。

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